自分は自転車旅のことなどほとんど何も知らない、シティバイク(ママチャリ)程度を日本で乗ったことがあるだけの状態でした。
そしてほぼ初海外状態兼英語も話せない状態でアメリカへ飛び、現地ですべてのモノを買いそろえ85日間のアメリカ自転車旅を行いました。
当初の目的は「安く長く旅をしたかった」。
現地でママチャリでも買って適当にモノを積んで行こう的な考えでした。
日本にいる間、あれやこれや考える余裕もなく勉強嫌いな自分は現地に飛んで仕立て上げた次第です。
結果的にママチャリではなく(たぶん)しっかりとした自転車旅スタイルとなりました。
そこで自転車旅を始めたい人へ何か参考になればと思い自分が揃えて役に立ったものを記載しておきます。イメージとしてご参照ください。
初めての自転車旅 必要なモノ
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自転車の本体的に必要なモノ
自転車
横に付けるカバン 4つ
キャリア 前と後
泥よけ 前と後
ライト 前と後
空気入れ
カギ 2つ
(メーター)
(ミラー)
自転車旅中の自分によるメンテナンスに必要なモノ
ねじ回し
予備のタイヤ内側のチューブ ×2
レバー
パンク修理キット
オイル
他
※各項目のクリックでそこへ飛びます
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自転車の本体的に必要なモノ
自転車
「長距離用 ツーリングバイク」「ドロップハンドル」「クロモリ」「ダボ穴」「タイヤの太さ」「本体サイズ」
自転車 とは・・・自転車です。漕いで前に進めば何でも良いとも思いますがここは(たぶん)しっかりとした旅自転車スタイルになった自分の一例でいきます。¥150,000前後。
「長距離用 ツーリングバイク」・・・自転車にも色々と種類があるようです、自分は無知でお店に行ったので店員さんに「長距離を走れる自転車が欲しい」と伝えて始まりました。
長距離と言えど色々ありそうなので「ここ(サンフランシスコ)からイエローストーンまで」と具体的に伝えてそれ相応のモデルをピックアップしてもらいました。
後々調べると長距離用とかツーリングバイクとかいう旅用自転車がそれに当てはまるそうです。
なものでまずはどれくらいの距離を走りたいのか伝えツーリングバイクたるものを手に入れると良いと思います。
またツーリングバイクであれば適当な数のギアが着いているのかもしれませんが素人的に単純に考えるとギアは多い方が細かく対応できて楽なのでしょうか、自分のは多分3×9で27段位あると思います。
自転車購入時は本当「本体」のみと思っておくと良いかもしれません、日本のママチャリのようにカゴありベルありライトありスタンドありとかではありませんでした。本当に無知でした。
自転車を立てるスタンドは自分は装備しませんでした、立てかけるか寝かす方法をとっていました。スタンドはあると便利とは思います。ですが貧弱な片側スタンドだとその荷物を積載した自転車の重さを支えられないかもしれません。
「ドロップハンドル」・・・長距離用 ツーリングバイクといえば恐らくドロップハンドルの自転車となると思うのですが、何かグニャっとなっているハンドルのことです。色々と握るところを変えられて姿勢を変えられるため長い距離でも疲れにくいようです。
「クロモリ」・・・自転車本体の素材の名前だそうです。自転車にも目的によって色々適した素材があるようです。クロモリ、クロームモリブデン?これはその性質により長距離を走っていても疲れにくく、壊れた場合にも町工場などの簡単な溶接で修理できるようなので旅に向いているようです。
「ダボ穴」・・・何か自転車に無数に付いている穴のことと思います。旅自転車には色々取り付けるのだと思うのでこれによって多彩な付属品を取り付けし易いのだと思います。なものでできればダボ穴があるモノが良いようです。
「タイヤの太さ」・・・ここも最初はわからないところだと思います。しかしごめんなさい、今でも旅に適したタイヤの太さはよく知りません。
自分のタイヤの場合はマウンテンバイクのように太くなく、ロードバイク(速そうな格好をした人々が乗っているよく町中で見かける速い自転車)のように細いタイヤでもなくママチャリ程度の太さのタイヤでアメリカを走りました。
出会った人々と比較しても私はかなり重い荷物を積載していたとは思いますが問題なく走り続けられました、ちなみにアメリカではほとんど舗装路でした。
「本体サイズ」・・・降車時の体勢(またがって足を地面に着いた状態)などを店員さんが見て自転車本体のサイズが自分に合っているか確認されていました。
後々思えば当たり前のような気もしなくもないのですが、今までの町乗りのような自転車(ママチャリ)ではサイズなんて気にしたことがありませんでした、適したサイズを見てもらうと良いと思います。
横に付けるカバン 4つ
「防水」
横に付けるカバン とは・・・ざっくりとサイドバッグというのでしょうか。荷物を入れる自転車の側面に付けるカバンです。
主に前輪横に付けるカバン、フロントサイドバッグ。
後輪横に付けるカバン、パニアバッグ。
各2つずつの計4つあると良いですね。¥35000前後(ペア×2で計4つ)。
「防水」・・・ほとんど防水素材で出来ているのかもしれませんが、防水は必須だと思います。カバン全部が防水に越したことはないと思いますが、濡れても大丈夫なモノたちをまとめて入れるところは防水でないバッグにしても良いかもしれません。
例えば防水バッグ2つと非防水バッグ2つのようなスタイル。サイドバッグで足りない場合は、ハンドルの間に着けるフロントバッグなど色々追加できます。
キャリア 前と後
「自分の自転車に取り付けられるモノ」「カカト」「干渉しないモノ」
キャリア とは・・・上記のサイドバッグを自転車に搭載する、固定する荷台みたいな金属のフレームのことだと思います。¥20,000前後?(前後の2つで)
「自分の自転車に取り付けられるモノ」・・・正直選び方は全くわかりません。もちろん色々あるとは思うのですが自分の自転車にそのキャリアとバッグが付けられるモノを店員さんに聞いてゲットしてください。
「カカト」・・・後ろのキャリアとバッグを付けて自転車を漕いだ時に、バッグにカカトが当たるのは良くないです。バッグの方で微調整できますがそこも気にしておくと間違いないかもしれません。たぶんキャリアを選ぶ際に注意すべき点なのかな。
「干渉しないモノ」・・・これはバッグにモノを搭載した状態で確認して見たら、そのバッグの重みとキャリアの関係上、バッグがブレーキやタイヤにやや干渉していたということです。無理矢理改造した覚えがあります。恐らくキャリアとバッグの相性が良くはなかったためと思います。そこも確認しておくと間違いないかもしれません。
泥よけ 前と後
「自分の自転車に取り付けられればたぶん何でも良い」
泥よけ とは・・・水たまり通過や雨天時などタイヤの進行方向後ろ部から跳ね上がってくる水を防ぐモノ。たぶんあった方が良いと思います。自分の自転車の本体には着いていませんでした。しっかりしたフレーム状のモノでなくとも簡易パーツ的なモノとか泥よけ機能が付いたバッグみたいなモノもあるようです。¥5,000前後(2つで)。
「自分の自転車に取り付けられればたぶん何でも良い」・・・前後輪ともに自分の自転車に取り付けられればたぶん何でも良いと思いますすみません。
ライト 前と後
「前と後」
ライト とは・・・自転車に付けるライトですね。自分の自転車には付いていなかったので必要なモノとして記載します。¥15,000前後(2つで)。
「前と後」・・・ライトは前と後ろに取り付けるのが必須と思います。自分の視認性はもちろんのこと相手に自分の存在を知らせる意味でも非常に重要なモノです。自分は、前には強い白い明かりのライト(光量三段階調整可)、後ろには赤い明かりのライト(点滅点灯三パターン調整可)を装備しています。電力はその人のスタイルによると思いますが、自分のはどちらもUSB充電のみのモノです。
空気入れ
「自分のタイヤに空気を入れられるモノ」「足置きがあるモノ」「圧がわかるモノ」
空気入れ とは・・・タイヤの空気入れです。一つ携帯しておく必要があります。¥2,000前後。
「自分のタイヤに空気を入れられるモノ」・・・よくわからなくてすみません。自転車のタイヤの空気入れ部分って種類があった気がするのです。
そのため自分が旅に出たい自転車のタイヤの空気入れ部分の口と合う空気入れが必要だと思うので買う前に確認してみてください。
「足置きがあるモノ」・・・片手で空気入れ本体を空中で握って、もう一方の手でポンピングするタイプの空気入れはもの凄く疲れた気がします。写真のように携帯空気入れの根本にちっちゃな足置きが付いているモノがあります。それは地面に置いて片足でその足置きを踏み本体を押さえ、ポンピングできるので疲労度が全く違いました。
「圧がわかるモノ」・・・何かタイヤには適度な空気圧があるようです。空気入れに圧力計みたいなモノが付いているモノを自分は使っています。使い方をよく知らないくせに何か便利です。
カギ 2つ
「良いやつ」
カギ とは・・・鍵です。重いので旅の途中に「本当に必要か!?」と何度も思いましたが、やはり絶対必要だと思います。旅のパートナーが盗まれたら旅が終了します。¥3,000前後(1個あたり)。
「良いやつ」・・・頑丈さに比例して重くなるような気がします。種類も色々ありどれが最強か詳しく分かりませんが自分は写真のようなシャックルロックというモノを薦められて使っています。前輪と後輪を最低でもロックした方が良いらしいので長いチェーンタイプなどでまとめて施錠できるのであれば1つ、バラバラに施錠するのであれば2つ必要といったところでしょうか。ここは妥協せず良いやつを選ぶべきだと思います。
(メーター)
「何でも良い」
メーター とは・・・サイクルメーターというのでしょうか。距離やスピードなど計れる機器です。付けなくても良いけどあると役立つ、便利といったモノです。¥2,000前後。
「何でも良い」・・・たびたびこんなのですみませんが、計れれば何でも良いと思います。
(ミラー)
「何でも良い」
ミラー とは・・・サイドミラー的なモノでしょうか。ヘルメットに付けるモノ、ハンドルに付けるモノ、グローブに付けるモノなどあった気がします。付けなくても良いけどあると役立つ、便利といったモノです。¥2,000前後。
「何でも良い」・・・たびたびこんなのですみませんが、見えれば何でも良いと思います。旅自転車は総重量が重くなります、かなり集中してハンドルを握る必要がありました。
そのため車線を変えたりする時・後ろが気になる時などの目視確認が結構な労力で危険でもありました、下手に振り向くとバランスを崩しぐらぐらするような。
自転車は基本車道を走ります。なので後方からバンバン車が飛んできます、かなり怖かったです。大型トラック等に越される時はその風圧で死活問題になります。そんな時身構えるためにも後方を容易に確認できるミラーがあると重宝するのだと思います。(自分は旅の途中欲しくなり探したのですが見つけられず拾った棒とミラーで無理矢理作りました、それは見づらかったです)
自転車旅中の自分によるメンテナンスに必要なモノ
ねじ回し
「自分の自転車に使えれば何でも良い」
ねじ回し とは・・・ねじ回しというか六角形の断面をした工具でしょうか。サドル、ペダル、ハンドル、キャリアとかの調整や締めに使いました。アーレンキーと言うそうです。六角とプラスドライバーが何本かセットになっているモノを自分は使用しています。それで不思議と自分の自転車の9割程のネジに対応できました。¥2,000前後。
「自分の自転車に使えれば何でも良い」・・・一つの自転車に対してほとんどのネジが同じ規格なのか、また自転車全般に対してほとんどのネジが同じ規格なのかわかりませんが、セットのモノを1つ買ってそれで自分は旅出来ました。お店の人にこれでこの自転車のネジは事足りるのか聞くと良いと思います。
予備のタイヤ内側のチューブ x2
「サイズ」「空気口」
予備のタイヤ内側のチューブ x2 とは・・・タイヤには外側の厚いカバーみたいなモノと内側の空気が入っている柔らかいチューブみたいなモノ2つでタイヤという構造をなしていました。その後者をインナーチューブとたぶん呼びます。¥1,000前後(1本辺り)。
「サイズ」・・・その自転車というかそのタイヤに合わせたタイヤ内側のチューブが必要です。つまりサイズを確認して手に入れてください。そして空気を抜いた状態で持ち運びます。道中にパンクしてしまった場合に、その都度修理して交換する手もありますが時間を要すると思うので予備の内側のチューブを持っていればそれを交換するだけで走行ができることになります。
どこかで時間が取れる時にそのパンクした内側のチューブの修理を行い今度はそれを携帯しておく。その繰り返しになると思います自転車旅は。
前後輪用に2本分あると仮に一度前後輪ともパンクした場合でも、予備が2本あるので前後輪各一回は即座に対応できるというわけです。
「空気口」・・・空気口はインナーチューブに付いています。自転車を買った時最初に履いていたタイヤのインナーチューブの空気口に合わせた空気入れを手に入れていると思うので、予備のインナーチューブも同じ規格の空気口のチューブが必要となります。
レバー
「何でも良い」
レバー とは・・・タイヤレバーというのでしょうか。タイヤがパンクした時、タイヤのホイールとタイヤの外側の厚いカバーの間に差し込んでグリッとやって外したり収めたりする時に使います。2本あれば良いのでしょうか。¥300前後。
「何でも良い」・・・おそらく自転車用なら何でも良いと思います。こんなのですみません。
パンク修理キット
「何でも良い」
パンク修理キット とは・・・パンクしたタイヤ内側のチューブの穴を埋めるために必要なセメダインみたいなモノとかシールみたいなモノとかヤスリみたいなモノが一式入ってます。パンク修理キットは携行しておく必要があります。¥400前後。
「何でも良い」・・・そんなにパターンがないと思います。セメダインみたいなモノ、シールみたいなモノ、ヤスリみたいなモノが入っていれば何でも良いと思います。
オイル
「何でも良い」
オイル とは・・・チェーンなどに注す油です。¥600前後。
「何でも良い」・・・お店の人に聞いて出してくれるもので良いと思います。油を注して良い箇所とそうでない箇所があるらしいです、自分はわからなかったので基本チェーンだけに注していました。
他
サイクルパンツ
「何でも良い」
サイクルパンツ とは・・・レーサーパンツ、レーパン等言うそうです。中にケツパッドみたいなモノが入っています。自分は本当ど素人なのでこんなパンツの存在を知らず自転車旅をしていましたが、ケツが痛くて痛くて大変でした。途中で存在を知り履いて乗れば随分と乗り心地が変わりました。¥3,000前後。
「何でも良い」・・・パッドが入っていれば何でも良いと思います。これは必須だと思います。
グローブ
「何でも良い」
グローブ とは・・・手袋ですね。長い時間自転車に乗ることになるのでハンドル扱いの手の股とか手の平とかの擦れや負担を軽減するのだと思います。¥1,500前後。
「何でも良い」・・・自分に合うサイズで選べば良いと思います。万が一、転んでも手を守ってくれますね。
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自転車の本体的に必要なモノ
自転車 ¥150,000
横に付けるカバン 4つ ¥35,000(ペア×2で計4つ)
キャリア 前と後 ¥20,000?(2つで)
泥よけ 前と後 ¥5,000(2つで)
ライト 前と後 ¥15,000(2つで)
空気入れ ¥2,000
カギ 2つ ¥3,000(1個あたり)
(メーター) ¥2,000
(ミラー) ¥2,000
自転車旅中の自分によるメンテナンスに必要なモノ
ねじ回し ¥2,000
予備のタイヤ内側のチューブ ×2 ¥1,000(1本辺り)
レバー ¥300
パンク修理キット ¥400
オイル ¥600
他
サイクルパンツ ¥3,000
グローブ ¥1,500
合計 ¥250,000前後 (T-T)
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値段の目安は自分はアメリカで買った上、色々見ていないので正確性に欠けると思われます、ご了承ください。
以上が自転車素人、自転車旅素人が自転車旅をするに必要と思われるモノを体験だけで記載しました。実際ヘルメットとか載せるのが一般なのでしょうけど自分は実際使ってないので何とも記載できません、省かせていただました。
モノの各名称や使い方等、ちゃんと調べたわけでもなく体験のみで綴っていますのであくまで参考程度でお願いいたします。ですがこの装備でアメリカ自転車旅ができたことは事実です。
現地で初めてツーリングバイクを手にし、乗り方もハンドルの握り方もブレーキの掛け方もギアの変え方も分からずサンフランシスコのベイエリアで一目を気にしながらこそこそ練習しました。
パンクの修理もまるで無知、やったこともない。日本にいる時に一度だけ話しを聞いてイメージだけつけていきました。現地でアメリカ人のスタッフに再度英語で説明してもらい最終的にはユーチューブでした。元に戻せる自信も無かったのですがキャンプ場で練習として恐る恐るタイヤを外してみたりネジを回してみたりそんなことやっていました。
それでもできました自転車旅♪
自転車旅の宿泊スタイルもキャンプで行くのであれば「初めてのテント泊登山」のところで紹介した必要なモノを加えればだいたいokだと思います。ガスバーナーだけガソリンバーナーに変えました。あとは同じモノで行きました。
イメージとして参考になれば幸いです。