ここでは初めてのテント泊登山 必要なモノを取り上げていきます。
「初めての登山 必要なモノ」に加えての必要なモノとなります。
初めてのテント泊登山 必要なモノ
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テント
マット
シュラフ
ペチャンコ水筒
バーナー と ガス
クッカー
※各項目のクリックでそこへ飛びます
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「初めての登山 必要なモノ」同様に、
各項目をキーワードを上げて簡単に説明します。
テント
「1〜2人用」「ダブルウォール」「登山用」
テント とは・・・山の中、屋外で雨風日光を遮る薄い布だけの自分の家。¥40,000前後。
「1〜2人用」・・・テントにも1人用、2人用などサイズが色々あります。1人での使用を想定してのサイズ選びでは「1人から2人用」というタイプがおすすめです。
完全「1人用」というモノがありますがまさに横になるスペースだけとなっているので荷物の扱いに頭を使います。
雨や動物の存在もあるので基本的にテントの中にすべてのモノを入れて使用します。
「ダブルウォール」・・・テントの種類にシングルウォールテントとダブルウォールテントというものがあります。
簡単に言うとテントの布が1枚か2枚かという違いです。
2枚より1枚の方がテントを張るに際して簡単なのですが、その構造上テント内に結露が出やすくもあります。
このテント内の結露というものは体感しないと分かりにくいものですが厄介なものです。
結露は出ないに越した事はありません。
これが布2枚のダブルウォールテントだとその空気層の関係により結露が出にくいものとなります。そして2枚構造は、大雨時でも1枚より安心感を持てます。
もちろん1枚構造のシングルウォールテントでも一概に雨に弱い、結露に弱いとは言い切れませんが初めてのテントであればダブルウォールテントをおすすめします。
「登山用」・・・テントにもツーリング用とかキャンプ用等あり登山用との違いははっきり言ってよく分かりませんが、お店で探す場合やインターネットで検索する場合は「登山用」ということを伝えるのが良いです。
強風に強く、軽量性やコンパクト性をよく追求しているものが登山用だと思います。
マット
「空気を入れないタイプ」
マット とは・・・テントの中に敷く敷き布団みたいなもの。テントマット・スリーピングマット・スリーピングパッド、色々な名称があります。これによって地面の凹凸や冷えを軽減させ睡眠を快適にするモノになります。¥5,000前後。
「空気を入れないタイプ」・・・テントマットも空気を入れて厚みを出して使用するモノと、ただ広げるだけで使えるモノなどがあります。
空気を入れるタイプは、持ち運ぶ時にその空気を抜けばその分コンパクトなサイズでの持ち運びが可能となります。ですが高価で最悪パンクという可能性も無きにしもあらず。バルブを開いて放置しておけばある程度まで自動で空気が入る設計のモノもあるようですが最終的には口から空気を吹き込みます。空気を入れる・抜く手間が必要となります。
空気を入れないタイプではもうその厚みのまま丸めるか畳むかして持ち運びます。よってコンパクトにはなりません。しかし安価で、広げれば使え丸めれば撤収できる速さがあります。
タフに使えるので「空気を入れないタイプ」のマットを私はおすすめします。
シュラフ
「0度位」「マミー型」「ダウン」
シュラフ とは・・・寝袋のことを言います。テントの中でそんなのに包まれて寝ます。持ち運びできる寝具です。¥30,000前後。
「0度位」・・・シュラフ選びではどんな外気温下で使うかで選ぶモノが異なってきます。
「気温10度位で寝るのに使いたい」のか「気温0度位で寝るのに使いたい」のかなどで選びます。もちろん10度〜5度とかマイナス6度〜マイナス13度のように使用温度の幅がある程度設定されています。
かと言われても「山は何度位になるの?」と私も当初疑問に思いました。
一つの目安をあげます。
一般的に「標高が 100m 上がるにつれて気温は 0.6度 下がる」と言われています。
1000mで6度、2000mで12度、3000mで18度下がります。つまり例として夏の麓の町 0m の外気温予報が最高気温30度最低気温20度の場合、3000m付近では最高気温12度最低気温2度になるという計算ができます。
寝るときはテント内か小屋内にいるはずなので直接風を受けることはありませんが
おまけで、
風速が 1m/秒 で体感温度は 1度 下がります。風が強い場合は真夏でも3000m付近では体感温度はゆうにマイナスになるということです。
さらにおまけで富士山 標高3776mであれば3800m計算として 22.8度 もの気温差が標高0mの町場とはあります。それを踏まえて山へ行かないと命に関わることになります。
と言われても難しいしよくわからない、選べないとなった場合、 0度位 でも使えるモノを買っておけば春夏秋程であればしっかり使えるタイプとなるでしょう。暑ければわざわざもぐって使わなくとも開いてお腹にかけておけばいい・・・的な考え方です。
設定温度が、より寒いところで使えれば使えるほど値段は高くなりサイズも重量も大きくなります。
「マミー型」・・・シュラフには主に「封筒型」とか「マミー型」というのがあります。登山で使うなら「マミー型」を選びましょう。しっかりと足先から頭までフィットし保温してくれます。
マミー型とは、ミイラとかみの虫みたいな感じになるシュラフです。
「ダウン」・・・シュラフの素材には主に「化学繊維」のモノと「ダウン」のモノがあります。基本的にダウンの方が重量が軽く・即温性があり・値段が高い。
ダウンは濡れに弱いとよくありますが、ダウンでも化学繊維でも登山中に雨等でがっつり濡らしたらどちらも使いモノにはならないと思うのでそこは気にしなくて良いと思っています。
テント内での結露や汗、飲み物をこぼした程度ではシュラフの機能にさほど影響はございません。
また、洗濯をするときに乾燥機を使えることもあるので、軽く暖かなダウンをおすすめします。
ペチャンコ水筒
「プラティパス Platypus」
ペチャンコ水筒 とは・・・水を入れていない時はペチャンコになってかさ張らない水筒を言います。基本行動時に使用する水筒ではなくテント泊の時等に水を汲んで手元に確保しておくタンクのような使い方です。
水場(飲み水を得れる場所)がすぐ近くにあればいいのですが、テント場から歩いて15分とかの場合もあったりします。
ご飯を作りたいとかコーヒーが飲みたいと言っていちいち汲みにいくのも手間がかかります、雨でも降っていれば尚更面倒なことになります。
そんなことを避けるためにも手元に水を確保しておくために必要となります。¥1,500前後。
「プラティパス Platypus」・・・メジャーなメーカー名ですが、迷ったらこれで間違いはありません。
バーナー と ガス
「登山用 メジャーなモノ」「OD缶」
バーナー と ガス とは・・・お湯を沸かしたり調理するために必要な火を起こすためにセットで使うモノ。登山使用には液体燃料のモノより軽いのでガスバーナーが一般的となります。¥8,000前後(ガス ¥500前後)
「登山用 メジャーなモノ」・・・着火部のバーナーにガス缶を取り付けて使用します。PRIMUS(プリムス)とかSOTO(ソト)とかEPIgas(イーピーアイガス)などがメジャーです。そこらへんから探していただければと思います。自分はプリムスのバーナーにプリムスのガス缶の組み合わせで使用しています。
「OD缶」・・・ガスには、OD缶(アウトドア缶・アウトドアショップでよく見かける丸っこいガス缶)やCB缶(カセットボンベ缶・家庭とか卓上コンロでよく使うガス缶)などありますが、最初はOD缶のガスとそれ用のバーナーを手に入れれば幅広く使えると思います。
OD缶用バーナーとCB缶用バーナーは一般的に口が異なるので使用したいガス缶に装着できるバーナーを店員さんにお聞きください。
OD缶よりCB缶の方が安い、CB缶はコンビニでも手に入る、ということがありますが一般的に火力が弱かったり寒冷下では点かないなどがあります。
(もちろんハイパワーのCB缶もあります)
クッカー
「セットのモノ」
クッカー とは・・・調理やお湯沸かしなどで使う金属で出来た小さい鍋みたいなモノとかの器を指します。コッフェルとかコッヘルとも言います。¥3,000前後。
「セットのモノ」・・・これも素材などで熱伝導率やら軽量とか色々あるのですが最初は安いセットのモノを選んでみましょう。
3,4種類の形状の異なるクッカーが1セットになっていたりするものがあるのでそれをおすすめします。1種類だけのモノより使い勝手に幅が出ます。コーヒーなど飲むにも専用のカップを買わずともクッカーで代用できます。
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テント ¥40,000
マット ¥5,000
シュラフ ¥30,000
ペチャンコ水筒 ¥1,500
バーナー と ガス ¥8,500 (内訳 バーナー ¥8,000 ガス ¥500)
クッカー ¥3000
合計 100,000 弱 (T-T)
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繰り返しますが、値段は本当にピンキリです。この相場で良い部類のモノが手に入ると思います。
テントは初めての移動式マイホーム☆
使ってみないと分からないことはテントでも本当にたくさんあります。
お気に入りが見付かると良いですね。
以上が初めての「テント泊登山 必要なモノ」になります。
※私はテント泊登山を行うため、営業している山小屋には2008年に一度しか泊まったことがなく山小屋泊登山については詳しくわかっておりません
ご了承ください
※ここも繰り返しになりますが、
アウトドアメーカーも無数にあるので何かと迷うこともあると思いますが、最初にそこでつまづいたら「モンベル Mont-bell 」で一式揃えることも良い方法と私は思います
アウトドアメーカーの中では比較的に安価で商品を販売されています
ですが、その品質はお墨付きのものばかりなのでおすすめできます
またアフターサービスもとても充実しているため、私も現在たくさんのアイテムでお世話になっています