私は酒が好きで これまで登山でも必ず酒を背負って登ってました。
営業してる山小屋に絡むこともないので酒を小屋で買うという選択肢もありません。
苦労して登った晩の至福の一杯。
この上なく贅沢な時間だったと思います。
山を始めてからずっとそのようなスタイルだったのですが、登山を始めて16年目にしてようやく
登山に酒を持って行くのをやめる
ことができました。
単純に「酒は重量になる」と長年分かっていながらも持って行くことをやめられなかったので「念願」とも言えるかもしれません。
その山行で感じたメリットがいくつかあったのでメモとして残そうと思います。
〜目次〜
前置き: 最近酒をやめている理由
メリット1: 重量が減った
メリット2: スペースができた
メリット3: 寒さを感じることが減った(気がする)
メリット4: 余り酒のストレスがなくなった
メリット5: 胃腸の負担が軽減した / トイレの回数が減った など
あとがき: 車中泊時のストレスもなくなった
登山に酒を持って行くのをやめたら色々良かった【その感じたメリット5つ】〜登山16年目にようやくできたそんなこと〜
酒を持って行くのをやめたという状況も色々あると思うので
「酒が飲みたいのに無理矢理酒を持って行くのをやめてみた」というわけではないという前置きを少し。
前置き: 最近酒をやめている理由
最近酒をやめてる理由を一言で言えば
酒に振り回される時間がもったいない、無駄だと思ってきたから
・適量ってなんだ?
・二日酔いになりにくい酒は?
・休肝日はいつにする?
・酒を飲んだら車・自転車を運転できない
・酒と薬の飲み合わせは?
・在庫を切らさないようにしないと
・どこが安い?
・美味い酒はどれだ?
・今回の山には何の酒を持っていく?どれくらい持っていく?つまみは?
・そもそも酒は体に良くないのでないか?
などキリがなく酒に振り回されてきたと思います。
面倒くせぇ
そんなことをいちいち考えるようになってしまった自分が面倒臭くなり しばらく酒をやめている最中に行った登山。
そんな酒を持って行かなかった登山で感じたメリットを自分への戒めのためにも残したいと思います。
メリット1: 重量が減った
登山に酒を持って行くのをやめて一番分かりやすいメリットはやはり
重量が減った
個人的には酒を持って行くことで
「酒」「つまみ」「飲酒用のカップ」(熱燗にするなら「熱燗用マグ」)の重量がバックパックに加わっていたのですが それが全部無くなりました。
長期山行の場合では日数に比例して酒とつまみの量は増えるので、それが無くなったことは大いなるメリットでした。
いっ時までビールを数本持って行くこともあったので今考えればよくやってたなと思います。
後半は日本酒やワイン、最後の方はウイスキーやウォッカと強めの酒で重量を落としていきましたが とにかくそれらが 0g になったことは嬉しく思います。
メリット2: スペースができた
実際に酒を持って行かなかった山中で気付いたのですが、
バックパックにスペースができた
想像の範囲だと重量しか見えてなかったのですが、いざ実行してみると 今まで酒が入っていたバックパックのスペースがぽっかり空いた ことに気付きました。
よくサイドポケットに酒を忍ばせていたのですがそこが空いて他の物の収納力が上がりました。
バックパック内もいつもよりゆとりが出たことは非常に歓迎したいポイントと感じました。
メリット3: 寒さを感じることが減った(気がする)
熱い酒を飲もうと結果的に体が冷えることは認識していたことですが、登山テン泊時に酒を飲まなかったことで寝てる時の
寒さを感じることが減った
気がしました。
私は基本的に寒い時期(雪の時期)にしか山に登らない、泊まらないので氷点下の中で寝袋で寝ています。
そのため寝てる時に寒さを感じることは多々あったのですが、酒を持って行かなかった、つまり 晩に酒を飲まなかった登山では長く温かく眠れた と感じました。
その時の気温も関係してくると思うので「気がする」としか言いようがないのですが「酒による結果的な冷え」というのでしょうか。
総じて 寒さを感じることが減ったというのは一理あると思いました。
メリット4: 余り酒のストレスがなくなった
酒に関するストレスは数知れずなのですがそのうちの一つ
余り酒のストレスがなくなった
持って行った酒の量が多かった場合や、山中でいまいち酒が進まない時に 残ってしまった酒を持って帰るストレスがなくなりました。
余った酒を山に捨てることなど当然あり得ませんし、無理に飲み干すということもしないので何か残念なこの余り酒を持って帰るストレスがなくなったということも個人的には大きいポイントだと感じます。
メリット5: 胃腸の負担が軽減した / トイレの回数が減った など
酒があると つい何かを食べてしまうということによる
胃腸の負担が軽減した
登山では特に夕食から睡眠までのタイムラグが短くなりがちだと思うので、食べ過ぎ飲み過ぎは胃腸に負担がかかって良くないことは理解してました。
登山を始めた頃はそんなので翌朝 胃がもたれたりなど不快な思いをしたことがあったので以後そのようなことはないように心掛けていましたが、それでも酒があるとつい口に何かを入れてしまうので それがなくなったことはやはり大きなメリット だと感じます。
せっかくの登山を満喫するには体調管理も欠かせないのでこの点も良かったと思います。
また
いつもカウントしてるわけではないので正確な情報だとは言い切れませんが
「トイレの回数が減った」ということもあると思います。
外にあるトイレに行くとなるとその時の天候にも左右されやすいですし、特にテン泊時では(面倒な)靴の脱ぎ履き等も関わってくるので トイレの回数が自然に減ることは歓迎すべきことだと思ってます。
山でのトイレ・排泄の課題等との関わりも考えさせられました。
このような感じで登山に酒を持って行くのをやめたらたくさんのメリットを感じました。
この物量的な身軽さや、精神的な身軽さはなかなかに気持ちが良いのでこれからも続けていこうと思います。
おまけで
直接は登山に関係がないかも知れないのですがもう一つ個人的にあったメリットです。
あとがき: 車中泊時のストレスもなくなった
私は登山に行く時は車中泊による前・後夜泊などとセットになることが多くあります。
また
日帰りマウンテントリップなどをするときも車中泊をしながら山を登ったりすることがあります。
そこで関わってくることにまた「酒」。
寝床を決めて車内で晩飯にありつくわけですが、そこでも酒を飲むことにいつも多少のストレスがありました。
それは「酒を飲んだら動けない」ということでした。
何か予期しないことがあって車を移動しなければならない時に、飲酒のために車を動かせないというのがいつも引っかかってました。
これまでそういった状況は一度もなかったのですが、酒を飲まなくなったことでその点のストレスもなくなり多くの葛藤から解放されて何よりと思ってます。
〜目次〜(上に戻ります)
前置き: 最近酒をやめている理由
メリット1: 重量が減った
メリット2: スペースができた
メリット3: 寒さを感じることが減った(気がする)
メリット4: 余り酒のストレスがなくなった
メリット5: 胃腸の負担が軽減した / トイレの回数が減った など
あとがき: 車中泊時のストレスもなくなった
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