初めて自転車旅をして痛感したことの記録です。
短距離走行や町乗りだけだと想像もつかないことでした。
これから初めて自転車旅をするヒトたちに豆知識として参考になればと思います。
坂道というものについて
その名の通り坂道に関してです。
これは日本で通勤や買い物でシティバイク(ママチャリなど)を乗っていただけの自分には
想像のつかなかった世界でした。
初めての自転車旅
登り坂
まずは、登り坂。
自転車で走ってる先に このような景色が見えた時には、まさに死活問題でした。
空身のシティバイクでも長い坂道を登ることはきついですが、
自転車旅となると多くの荷物を積んだ自転車を漕いで登ることになります。
自分の自転車はギアが多い自転車だったと思うのですが、その性能でも登り坂は大変な労力を要しました。
歩く早さと対して変わらない時速 5kmとか 6kmとかでひたすら登って行きます。
「1時間漕いでも5,6kmしか進まない!50km行くのに10時間!?」とか思っていました。
また、
「ペダルが重い・・・何か全然進まない!」
と思って振り返れば、
「!? 登り坂!」
のような、体感では水平な道でも 実は登りだったということもよくありました。
登り坂 ポイント
ペダルを少しでも漕げるなら、降りて押し歩くより 漕ぎ続けた方が疲れないかもしれません。
体験上そう思いました。
別の自転車旅の人もそう言ってました。
対策として 焼け石的にやっていたことをいくつか。
「先を見ない」
本当に気が遠くなるので先を見ないで下ばかり見続けて漕ぐ。
先をたまにチラ見してしまって 全然進んでない時の絶望感は凄まじいです。
「無になる」
無心になるしかない。
なかなかこれが難しいのですが考えるとツラくてかなわないので無に近付けるようにがんばることをおすすめします。
「載せてもらう」
登り坂の手前でぐったりしていると自転車ごと車に乗せてくれることも多々あると思います。
次元の違うスピードとパワーを感じます自動車に。
初めての自転車旅
下り坂
意外と盲点?なのが下り坂でしょうか。
私は現地で自転車を買ったこともありますが、ドロップハンドルの自転車など乗ったこともなかったので
自分の旅自転車のハンドルの握り方、ブレーキレバーの握り方もよく分かりませんでした。
そのためしっかりとブレーキを掛けられず 下り坂はとても怖かった思い出があります。
そしてやはりたくさんの荷物を載せた旅自転車はかなりの重さなので 下りの加速度も半端なく
「止まらねー!怖」みたいになりました。
そのため怖くて最初は降りて歩いてました。
慣れてくると下り坂のサインを見た時には 嬉しくてたまらないのですが、
それでもノンブレーキでの下りは怖いところも多々ありました。
降下中 急にブレーキを掛けてブレーキが壊れたら死ぬ、
このスピードでどこか壊れたらもう絶対死ぬ・・・とか常に思って下ってました。
道には、ガラスや小石が散在している箇所もあったり バッタやチョウがやたらといる箇所もあったり、
そして穴が開いていたりするところもありました。
もうそんなのは危険極まりないことこの上なしでした。
あのスピートでやってしまったら もうまさに「大クラッシュ」になることを容易に想像できました。
下り坂で荷物を落として 遥か後方まで拾いにいくハメになる・・・などもありました。
下り坂はボーナスステージ感をたっぷり味わえますが、注意しないと絶対死ぬ・・・
という感じでした。
下り坂 ポイント
「ブレーキレバーの握り方」
初めてのドロップハンドルの自転車だったのでハンドルのどこをどう握ればブレーキレバーをしっかり握れるのかわかりませんでした。
平地走行のブレーキングでは特に気にならなかったのですが、下り坂の場合のブレーキング時に「この握りでは止められない」と気付きました。
ブレーキレバーをしっかりと握れる位置を下り坂のその時にやっと気付いた、というエピソードがあります。
そのため「初めて」では自分の自転車のブレーキレバーをしっかり握れる位置をマスターしておくことをおすすめします(ここが分からなかったのは自分だけかもしれませんが)。
「ちょいちょいブレーキをかける」
いきなり思い切り「ぎゅー」っとブレーキングして重い重量の旅自転車を止めようとすると
ブレーキがまさに「ぶっ壊れそう」な感覚に陥るので要所要所ちょいちょいブレーキングして減速してました。
「地面も見る」
思い切り下って行くのはとても気持ちが良いのですが、地面を見ていないと何があるかわからないので要注意ですね。
自分は 本当に無知状態で自転車旅を始めたのでこういう登り坂、下り坂の世界など何も考えていませんでした。
日常で町乗りしている限り全くわからない世界でした。
自転車旅で坂道は恐らく絶対に絡んでくる世界。
初めての自転車旅をするヒトのまめ知識にでもなればと思います。
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