千葉県は日本全国で一番 平均標高 が低い県。
ですが、
千葉県にも山はある!
そして、
千葉県の山々には山と高原地図がない!
※ 2022年 夏頃についに出た!
千葉県の山々は、その山やコースによりますが、初心者でも行けるところもあれば初心者では危険なところもあります。
標高が低いと言えど決して油断はできず、想像以上に山深いエリアもあります。
旺文社の山と高原地図がない千葉県の山々は、
それが故に未知の世界でもあり、ある意味登山が難しく面白い
(当記事画像は全て千葉県の山中でのもの)
千葉県の山々は100名山のように多くの情報があるわけではなく、明確な地図がなかったりします。
他にも、
登山口へのアクセス方法がわかりにくかったり、いざ行けば登山道の整備が薄く
踏み跡も強くないところもあります。
また、
獣道的なものも多く、案内があってもよくわからない。
そして目立つ目標物もないので山中で現在地をつかみにくいなどといったことがあったりします。
しかしそのような千葉県の山は面白い!
(保台古道)
薄い情報の山々を歩くことで、
新たな発見や冒険感・探検感があるのも千葉県の登山の大きな魅力だと思っています。
(鋸山)
登山者が多くないこともあるので静かな山行を楽しめる反面、
人がいないことによる危険性があることも忘れることはできません。
場所によっては山深く遭難することもあり得ます。
アルプス、八ヶ岳、丹沢、奥多摩などといったメジャーな山域にはない難しさと奥深さ、
そして面白さが千葉県の山々、千葉県の登山にはあると個人的には感じます。
高度的な条件を除けば、
整備が進み、観光地化されたような登山者の多い3000mクラスの山々より、
千葉県の300mクラスの山々の方が難しかったりもすると感じています。
100名山より 200名山などの方が難しい、と似たような感じです。
過去の災害によって登山道が荒れている、破壊されているところも未だ多々あるので注意が必要です。
また、
場所によっては、春から秋にかけてヤマビルが発生するところもあるので注意したいです。
ルートファインディングなどのスキルを高められることも魅力の一つだと思います。
逆を言えば、
そのスキルがないと迷うところも多々あるとお伝えしたいです。
(九十九谷)
個人的に変わったルートや ひと気のない山(≒ 過度に整備されてない山)を好むからかもしれませんが、気付けばルートを失っていることが幾度とあります。
そういった場合での「落ち着き」や「打開方法」、「状況判断」も含め日帰りでも絶対に軽装で行かないということや、また
標高でその山のレベルを計らないことなど多くを学ばせてもらってる千葉の山々でもあります。
千葉県の山/標高一覧
※ 個人で目についた登山道がある山を標高順に並べました 漏れや正誤性に欠くことご了承ください
※ △ 国土地理院の地図上で三角点のある山
408 愛宕山 あたごやま △ ※ 千葉県最高峰
379 鹿野山(白鳥峰) かのうざん ※ 春日峰 352 には△
377 清澄山 きよすみやま
376 二ツ山 ふたつやま
365 安房高山 あわたかやま △
364 御殿山 ごてんやま △
360 大塚山 おおつかやま △
349 富山 とみさん △
348 石尊山 せきそんざん △
347 大見山 おおみやま △
344 元清澄山 もときよすみやま △
342 八郎塚 はちろうづか
337 三郡山 みごおりやま
336 津森山 つもりやま
336 伊予ヶ岳 いよがたけ △
335 嶺岡浅間 みねおかせんげん △
333 大日山 だいにちやま △
330 高宕山 たかごやま △
329 鋸山 のこぎりやま △
326 高鶴山 たかつるやま
320 請雨山 しょううさん
315 嵯峨山 さがやま △
311 経塚山 きょうづかやま △
308 笹子塚 ささごづか △
292 大福山 だいふくざん
292 人骨山 ひとほねやま △
282 三石山 みついしやま
281 三浦三良山 みうらさぶろうやま
280 石堂林 いしどうりん
266 烏場山 からすばやま △
246 寂光山 じゃこうやま
234 梨沢大塚山 なしざわおおつかやま
219 高蔵山 たかくらやま △
216 高塚山 たかつかやま
193 房ノ大山 ぼうのおおやま △
147 天神山 てんじんやま
…
※ 赤字は 2022年 夏頃に発売された「山と高原地図 特別版 三浦・房総」に掲載されているようです
(大日山御殿山)
(元清澄山)
(梨沢渓谷)
まだまだ探検したい千葉の山々。
千葉県の山地図を作ったら面白いですね♪
公共機関でのアクセス向けの本なので、マイカーアクセスの情報が乏しくあります
ルート情報も多様ではなく、写真も正直魅力的とは感じません
ですが、千葉県にどのような山やトレッキングコースがあるのかを知るには、これが唯一まとまった書籍と思われます
活用させてもらってます
(私が使っている2015年版の感想になります 2020年10月現在 新版に変わっているようでそれはまだ拝見してはいません)
この書籍と、地形図やインターネット情報を合わせて自分なりのコースを設定、発見するのが千葉県の登山の楽しさでもあり難しさでもあると思っています
2022年の夏頃 リリースされたようです ↓
今回の地図は、
「山と高原地図 60年の歴史において初めてのコラボレーション企画」だそうです
千葉県の山々の全てを記載しているわけではありませんが活躍しそうですね