今回は、
後ストレッチ(あとすとれっち)。
これは「後(あと)でするストレッチ」のことを勝手にそう言っています。
それまで登山やスポーツなどでの後ストレッチを取り入れてなかった自分でしたが、
取り入れたことにより肉体的に劇的な差を感じたため特筆すべきものとして記します。
登山で下山をした時、
登山でその日の行程を終え、山小屋/テントに着いた時などにストレッチを行う。
自転車旅やちょっとしたスポーツ、お仕事などでもとても有効です。
登山後のストレッチを入念に
おそらく多くの方が
登山をする前、体を動かす前のストレッチを意識していると思います。
言い換えれば、
「運動をする前のストレッチだけをしている」
「運動をする前のストレッチしかしていない」という光景がよくあると思います。
私が体験から思うことは
余程激しい試合等に挑む場合でない限り 運動前にするストレッチより
むしろ 運動の後にする 後ストレッチの方が重要、必要だと考えています。
私はしばらくは、
その日の登山、その日の行程の終わりの後ストレッチのようなものは何もしていませんでした。
そのため、日帰りの登山や縦走でも翌日の筋肉痛やコリ、疲労は大きなものでした。
そこに
実際に意識して後ストレッチを取り入れてみると
次の日の疲労が全然違う!
ということを実感しました。
翌日の筋肉の硬直、肩のコリなど その他もろもろが見事になく
「全然違う」ことを感じると思います。
私はこれで本当に登山でも激しい仕事でも素晴らしくその後が楽になりました。
普段行わないような「重い荷物を背負って何時間も歩いた」という体の色々な疲労が翌日、
まるでゼロかのような感覚までになります。
後ストレッチをやるかやらないかでは翌日の体に大きな差が現れました。
後ストレッチのその方法
真面目に言いますが、
「適当にやればいい」
とあえて言っています。
「適当にやる」ことをおすすめしています。
正しいストレッチ方法などがあるのかもしれませんが
型を気にすると覚えるのが面倒になったり、やることが億劫になったりしてきます。
余計なストレスによって取り入れることが面倒になってしまい、その結果
「やらない」となってしまうことが一番もったいないことです。
自分の体の疲れているところなど自分にしか、そしてその時々でなければわかりません。
マニュアルはないと思います。
そのため適当にやればいいとあえて言っています。
登山等でその日の行程が終わったらテント内や外でも、
下山したら下山口でも家でも宿でもどこでも体を必ずほぐすことをオススメします。
すぐにやればやるほど効果はある、と実感しています。
重いバックパックをずっと背負っていた背中、その肩や腰や腕、それを支えて歩いてきた前モモ/裏モモ、膝、ふくらはぎ、股関節、足首、足の指、足の裏など
思いつく全ての部位の緊張を解くつもりで行います。
ピッケルやストックを使い続けた腕、手首、指なども同様に。
登山では一定した同じ動きをし続けがちになります。
使う部位、負荷がどうしても偏ります。
そこで自分の今の体の状況をイメージして
気になる部分を伸ばしたり、回したり、揉んだり、動かしたりしてください。
ただそれだけです。
ただのそれだけが本当に有効になってきます。
そこにたまって滞ってる疲労物質を流してしまうようなイメージでやると楽しくもなります。
30分でも 1時間でもやればやる程、翌日嘘のように軽々しく動けます。
普段の登山などで、後ストレッチなどを取り入れてない人がいざやってみると
その差が歴然と分かると思います。
私がそうでした。
その疲労による筋肉痛などにもなりにくくなるため
長期での登山や自転車旅にもとても有効です。
登山の途中のちょっとした休憩時でもバックパックをおろして、肩や腰を少しでも回すと体がとても軽くなるように
一日の行程後の後ストレッチを取り入れると翌日の体が劇的に軽くなります。
「後ストレッチによってゆっくりとその日の疲れを取り、しっかりと翌日に備える」
そのためにもやはり「早着」することは大切なことだと思います。
※ 2019年12月追記
ノートレースの雪山を数日歩いてました。
冬山装備はもちろん、テントを担いで山に入ったのは半年ぶり。
冬至の頃の山行だったため 17時には闇に包まれてました。
夜が長いのもあり食後の胃休め、そして寒さ緩和も兼ね、1時間以上は毎日 後ストレッチをしてました。
伸ばしたり、さすったり、もんだり。
久々な山行な上、間違いなく足腰等の弱い類の人間ですが、筋肉痛は全日ゼロでした。
重いバックパックでいつも腰の横骨が痛くなるのですが、後ストレッチ時にその部分をさすり続けることで翌日その痛みが緩和することも分かります。
まさに「手当て」の素晴らしさなのかもしれません。
相変わらずこの 後ストレッチの効果の大きさを感じました。
おかげで山を十分に楽しめています☆
疲労の蓄積による怪我、事故防止のためにもぜひ取り入れることをおすすめします。
※ 参考記事
初めての登山自転車旅「早出早着の大きな意味合い」を考える
monochicken.com 内