出張仕事の生活拠点とするために約2ヶ月間テントで暮らしてました。
つまり、
「常設」と言えるような期間ではありませんが、テントを張りっぱなしにしてました。
これまで登山ではもちろん、旅でも何でも様々なところでテントを張ってきたのですが、
今回はそれらとは異なり
「ある程度まとまった期間 同じ場所に張りっぱなしだったテント」の話になります。
そこで気になることは
張りっぱなしのテントの耐久性的なこと…
かもしれないのですが、
個人的にはテントの耐久性的なことより、張りっぱなしによるテントの
底面のカビ
などが気になるところにありました。
今回は 2ヶ月程度の期間だったこともありますが、
テントの「張りっぱなしによる耐久性的なもの」は一概には言えない気がしています。
その理由は、
テント自体の性能に加えて
その時の季節、雨量、風力、風向、湿度、そして地面の状態やその場所の日照度合いなどで大きく変わってくると思うので そこは何とも言えない気がしています。
私は底面が気になったのでその記録と、
張りっぱなしで気づいた注意点などを綴っていこうと思います。
※ 関連記事(屋内でのテント張りっぱなしについてはこちら)
【部屋に張ったテント】張りっぱなし3ヶ月目にカビのチェックをしたらどうだった?
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テント生活で張りっぱなし約2ヶ月のテント
その状況
その状況によって結果が異なってくると思うので状況を記載しておきます。
〜今回の張りっぱなしテントの状況〜
・ダブルウォールテント
・11月から12月の約2ヶ月間 初冬 標高約600m
・最低外気温はマイナス7、8度位(テント前室の気温からの推測値)
・畑と森の間に張る(キャンプ場などではない)
・テントへの日照は朝から昼ほどまで(午後は陰る)
・しっかり雨が降ったのは1、2回くらい(他、降雪1回くらい)
・水はけのよい土の上に直接張る(芝ではなく、グラウンドシートなども不使用)
・暮らしていたテント(張りっぱなしでたまに使ったというものではありません)
※ 関連記事
初冬約2ヶ月間のテント暮らし/仕事をしながら外で暮らす畑脇生活 その1/空間編 標高約600m付近
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そんな状況からテントを撤収しました。
ひっくり返します。
当初はデッキを作ってその上にテントを張る予定だったのですがやりませんでした。
直接土の上に張っていたのでカビなどが怖かったです。
結果、何もありませんでした。
かなりホッとした瞬間でした。
下の土壌には胞子のようなものがわずかにありましたが、
特に問題はなかったようで何よりでした。
今回の撤収時で気付いたところを強いてあげるのであれば、
「テントポールが少し曲がっていた」というところでしょうか。
おそらく今回の使用によるものと思うのですが、
右から二本目のようにポールが少し曲がりました。
当期間中 強風な日もありました。
また、
他にもいくつかのテントを所持しているのですが、それら全てのテントポールも部分的に曲がっているので
個人的にはポールの曲がりは張りっぱなしによるものではないと思っています。
(他のテントは長くても張りっぱなし継続10日ほど)
※ 張りっぱなしでなくとも風の強さや向きなど状況によっては 1日の使用だけでもポールは曲がると思ってます
他に注意したい部分を補足として。
それは
テント内の底面
つまり
床/フロアに関しての張りっぱなしで注意したいところに
結露問題
があります。
画像 ↑ は、結露問題で寝床にベッドを作って嵩上げしているのですが、
床は気を付けないとカビが生えます。
床面に敷いていた銀マットや物の下は 全てビショビショでした。
張りっぱなしにする場合、長期的に動かさないモノが出てくると思うので
そういったものは 床との接地面を減らすなど 特に注意する必要があると思っています。
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初冬約2ヶ月間のテント暮らし/仕事をしながら外で暮らす畑脇生活 その2/生活編 標高約600m付近
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余談ですが、
シングルウォールテントでの張りっぱなしは、
紫外線によるテント生地自体へのダメージ、そしてテント内部のモノへの紫外線の影響があるはずなので 張りっぱなしにするのであればダブルウォールテントやタープ等を利用するなどが好ましいと思います。
また、
テントというものを使用したことがない方には想像しにくいかもしれないのですが、
テントには日が当たると とても内部が高温になります。
車やビニールハウスなどと同様です。
真冬でも裸でいれるほど暑くなったり、むしろテントの中には居れないほど温度が上がります。
そのため、テントを張りっぱなしにするのであれば「中に置いておくもの」などにも配慮をしておくことをおすすめします。
せめてもの高温対策として、
通気口(ベンチレーション)を開けておくなどの方法もありますが、
場合によっては強風で砂などが中に入ります。
網戸がなければ虫なども入ってきますね。
今回使用したタフドーム240(コールマン)は廃番のようですが、
1人で生活するのに フロアサイズ 240×240 は良いサイズでした。
コールマンのテントは比較的求めやすい価格のテントだと思ってるので
これからもチェックしていきたいところです。
2023年春頃 販売予定の「インスタントアップドーム/240」
テント生活には好みのサイズで気になります
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