1.5リットル〜2.0リットルのクッカー。
キャンプカテゴリーまで見れば大型クッカーが存在するので
1.5リットル〜2.0リットルのクッカーをここでは「中型クッカー」とします。
今回取り上げている1.5リットル〜2.0リットル容量の中型クッカーは、
一般的な登山クッカーの主流のサイズではないと思うので、
メーカーでの取り扱いがそう多いものでもないと感じます。
手持ちの中型クッカーの代替えを探していて調べていたのですが、
見つけられたメーカーは5つほどでした。
そして商品として10。
(セット商品のうち、一つでも1.5リットルから2.0リットルに該当したものも含む)
目次
– 1.5リットル –
セラミック2ポットセット(MSR)【セット販売】
チタン2ポットセット(MSR)【セット販売】
アルパインクッカー16(モンベル)
– 1.6リットル –
BM-035 チタンクッカー L(ベルモント)
– 1.75リットル –
BM-093 チタンクッカー深型 M(ベルモント)
– 1.8リットル –
ごはんクッカープラス(ユニフレーム)【セット販売】
– 2.0リットル –
ATSチタンクッカー TYPE-2L(EPIgas)
トレイルライト2Lポット(MSR)
ビッグチタンケトル(MSR)
山クッカーM(ユニフレーム)【セット販売】
※ 今回取り上げたものは片手ハンドルのクッカーに限ります
※ 個人的に軽量イメージのあるアルミ製・チタン製に限ります
→ この記事から”アルミクッカー“に絞ったものはこちら
→ この記事から”チタンクッカー“に絞ったものはこちら
1.5リットル 〜 2.0リットルクッカー
単体6選 セット販売4選
代替えを選ぶにあたって自身が混乱してきたので、個人的な考察も含めここで頭を整理したいと思います。
1.5リットルクッカー 3つ
セラミック2ポットセット(MSR)【セット販売】
→ アルミ(ノンスティック加工あり)
→ 1.5リットル(小鍋) 2.5リットル(大鍋)
→ 457g(合計重量)
→ 19.7 x 12.7cm(収納サイズ) 14.9 × 8.7cm(小鍋) 17.4 × 10.6cm(大鍋)
→ Made in Thailand
→ 目盛りあり
※ データは変更される場合があるため最新情報はメーカーサイトをご確認ください
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蓋が兼用なため同時調理などの場合には、代替えの蓋が必要になりそうです。
専用の蓋の別売りはないようなので適当なものを見つける必要があると思います。
蓋もアルミ製。
アルミの熱伝導に加え、ノンスティック加工もあるので炊飯や調理には良さそうですね。
「高温に強く、安全で耐久性に優れる」というフュージョンセラミック加工、
ぜひ使ってみたい。
単体販売の同仕様のセラミックポットは 1.3リットルと 2.5リットルサイズ。
※ メーカー動画がありました
チタン2ポットセット(MSR)【セット販売】
→ チタン(鍋・蓋)
→ 1.5リットル(大鍋) 1.0リットル(小鍋)
→ 309g(合計重量)
→ 17.8 x 11.4cm(収納サイズ) 15.5 × 8.9cm(大鍋) 13.6 × 6.8cm(小鍋)
→ Made in Thailand
→ 目盛りなし
※ データは変更される場合があるため最新情報はメーカーサイトをご確認ください
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こちらも蓋が1枚のようです。兼用。
しかし、2つのクッカーでこの重量はさすがのチタンというところでしょうか。
金属臭が一番少ないとされているのがチタンであって、医療用ネジの大部分を占めているのがチタンだそうです。
そのため口に入れるものを扱うクッカーとしても、やはりチタンの魅力は捨て難いものがあります。
しかしなかなかに高価。
アルパインクッカー16(モンベル)
※ サンプルでリンクを貼ってますが ↑ 価格がモンベル公式サイトとは大きく異なる場合があるためご注意ください
→ アルミ(ハードアナダイズド加工)
→ 1.50リットル
→ 244g(スタッフバッグを除く重量)
→ ∅17.5 × 10.4cm(本体) ∅17.5cm(ふた)
→ 中国製
→ 目盛りあり
※ データは変更される場合があるため最新情報はメーカーサイトをご確認ください
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流石のモンベル価格でしょうか。
アルパインクッカーの別モデルを使用していたこともあってハンドルのシリコーンが熱くなりにくく、滑り止めとしての効果をやはり感じるのですが、
炎がハンドルまで達するような使い方ではシリコーンが溶けるために注意が必要でした。
しかしお手頃価格は何かと助かります。
ハードアナダイズド加工も味的に悪くないと思っています。
※ 参考記事
アルミクッカーの金属臭?変な味?を追求してみた結果「分かったこと」と「消せた記録」☆画像10枚
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1.6リットルクッカー 1つ
BM-035 チタンクッカー L(ベルモント)
→ チタン
→ 1.6リットル(鍋) 0.72リットル(フライパン)
→ 245g
→ ∅18.0 × 7.2cm(鍋) ∅18.5 × 3.2cm(フライパン)
→ 日本製
→ 目盛りなし
※ データは変更される場合があるため最新情報はメーカーサイトをご確認ください
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個人的に、シンプルな形状のクッカーに大きな魅力を感じます。
寸法から見ると「口に対して浅め」のチタンクッカーという感じでしょうか。
口が広いので雪を入れるのに都合が良さそうですね。
今回取り上げたチタンクッカーの中では最もリーズナブルな価格でした。
サイズが SML とあってセット販売もありました。
1.75リットルクッカー 1つ
BM-093 チタンクッカー深型 M(ベルモント)
→ チタン
→ 1.75リットル(鍋) 0.6リットル(フライパン)
→ 約243g
→ 約 ∅15.7 × 10cm(鍋) 約 ∅16.7 × 3.1cm(フライパン)
→ 日本製
→ 目盛りなし
※ データは変更される場合があるため最新情報はメーカーサイトをご確認ください
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こちらもシンプルな形状のチタンクッカー。
個人的にはそこまで「深型」とも感じなく、個人的には好ましい縦横比と感じているので一度使ってみたいクッカーです。
深型は SM の2パターンのサイズ展開のようで、こちらもセット販売がありました。
※ 関連記事
ベルモントのチタンクッカー深型 【MとS】 の色々レビュー 画像25枚位 M(BM-093)は今一番のお気に入りのチタンクッカーに、そしてS(BM-092)に思ったことは・・・
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1.8リットルクッカー 1つ
ごはんクッカープラス(ユニフレーム)【セット販売】
→ アルミ(アルマイト加工)(鍋)
→ 約1.8リットル(大鍋) 約1.1リットル(小鍋)
→ 約770g(総重量) 約250g(大鍋) 約161g(小鍋) 約111g(ふた)
→ ∅15.5 × 9.1cm(大鍋) ∅14.3 × 6.8cm(小鍋)
→ 日本製
→ 目盛りあり ※炊飯目盛
※ データは変更される場合があるため最新情報はメーカーサイトをご確認ください
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手に取った時に流石のクオリティの高さを感じました。
また、
アルミの厚みがあり熱伝導の観点から、まさに「ごはんを炊く」には良い商品だと感じました。
こちらはユニフレームの山シリーズとして販売されているのですが、
フライパンを除くクッカーと蓋だけの重量から、個人的にはオートキャンプや家向きかなと思うクッカーでした。
蓋は1枚で兼用。
こちらは所持しているクッカーですが比較参考として取り上げています。
※ 関連記事
「【廃盤】山クッカーM」と「ごはんクッカープラス」の比較 画像15枚ほど ユニフレーム 特に比較した場合に気になるところ
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また炊飯目盛が採用されています。
クッカーで初めてご飯を炊くには良いものかもしれません。
※ 関連記事
ごはんクッカープラスの「米(合):水」炊飯目盛りをおおよその水量(ml)に換算してみる/ユニフレーム
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2.0リットルクッカー 4つ
ATSチタンクッカー TYPE-2L(EPIgas)
→ チタン(鍋底:アルミニウム溶射あり)
→ 2リットル(本体) 0.8リットル(ふた)
→ 294g(総重量) 188g(本体) 106g(ふた)
→ ∅17.8 × 10.0cm(本体) ∅19.0 × 3.6cm(ふた)
→ 日本製
→ 目盛りあり
※ データは変更される場合があるため最新情報はメーカーサイトをご確認ください
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EPIgasウェブサイト様からの引用です。
橋桁や船底のコーティングに使われる技術を、アウトドアクッカーに取り入れたのが、このATSチタンクッカーです。鍋底にアルミを吹き付けることで、チタンの弱点である熱伝導効率の低さを克服しました。
鍋底の細かな凹凸は、鍋全体に熱を広げるともに、ゴトクの上で滑りにくい効果ももたらします。
鍋底のアルミニウム溶射がとても気になります。
アルミクッカーの熱伝導の良さに及ぶものではないと思いますが、チタンの良さとアルミの良さが融合されていそうで今一番使ってみたいクッカーかもしれません。
よくあるこのパンタイプの蓋も皿として便利で好きなのですが、更なる軽量化のためにより簡素化した「ただの蓋」「登山用の蓋」などが別売りであると個人的には嬉しく思います。
このTYPE-2はサイズが SML とあるのですが全てスタッキング可能ということを聞いています。
魅力的です。
※ 関連記事
ATSチタンクッカーのレビュー & これでの「炊飯」について思うこと 画像20枚くらい 【ATSチタンクッカーTYPE-2L / EPIgas】【家レポ】
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トレイルライト2Lポット(MSR)
→ アルミ(ハードアナダイズド加工)
→ 2リットル
→ 244g
→ 14.5 × 10.0cm(収納サイズ)
→ Made in Thailand
→ 目盛りあり
※ データは変更される場合があるため最新情報はメーカーサイトをご確認ください
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今回取り上げた中型クッカーの中で唯一の「深型」らしい深型クッカー。
私の使用目的(雪溶かし・湯煎・炊飯・洗面器)から深型ではなく雪平鍋タイプを求めているのですが、
深型タイプのクッカーも多く存在することから何か大きなメリットがあるように思えます。
それはパッキングのし易さなのか、熱効率の関係なのか、または他か。
深型タイプも以前は使っていたのですが今は雪平に戻っています。
ですがこの2リットル容量は魅力な上にMSRでは比較的価格が良心的なので試してみたくはあります。
最初に取り上げた「セラミック2ポットセット」の蓋はアルミ製。
こちらの蓋はアルミではなくコポリエステルという素材。
ざっと調べたところ、コポリエステルという素材は良さそうな素材でした。
詳しくはこちら → EASTMAN website
ビッグチタンケトル(MSR)
→ チタン
→ 2リットル
→ 190g
→ 15.2 × 11.4cm
→ Made in Thailand
→ 目盛りなし
※ データは変更される場合があるため最新情報はメーカーサイトをご確認ください
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メーカーサイトに「雪を溶かすのにも便利」とありました。
チタンクッカーなので炊飯には一手間二手間かかるかもしれませんがこれで飯を炊いてみたいですね。
チタンで飯をうまく炊ければそれに越したことはない気が個人的にはしています。
その軽さはやはり大きな魅力ですが、なかなかに高価。
※ メーカー動画がありました
山クッカーM(ユニフレーム)【セット販売】
→ アルミ(アルマイト加工)
→ 約1.6リットル(大鍋)※1 約1.1リットル(中鍋)※1
→ 約415g(総重量) 約254g(大鍋) 約161g(中鍋)
→ 約18.0 × 約10.5cm(収納時) 約16.1 x 約10.1cm(大鍋) 約14.3 x 約8.1cm(中鍋)
→ 日本製
→ 目盛りあり
※ データは変更される場合があるため最新情報はメーカーサイトをご確認ください
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現在愛用している山クッカーM。
まさに山・旅・キャンプ・家などで 雪溶かし・湯煎・炊飯・洗面器 と大活躍しているクッカーですが、残念ながら廃盤となったようです。
しかしまだ店頭在庫が見受けられるのでもう一つ買っておきたいと思えるクッカーです。
※1
容量のメーカー表記は約1.6(大鍋)、約1.1(中鍋)となっていますが、それは蓋をした状態での容量で、
蓋を省いて波波入れると約2.0リットル(大鍋)、約1.2リットル(中鍋)入ります
蓋の取っ手が浅いのでつかみにくいことはありますが、個人的な使用目的を多数満たしてくれる山クッカーMはとても好きなクッカーになります。
※ 関連記事
山クッカーM/ユニフレーム 画像22枚 日本製で、かつ持ち歩ける大きさの軽い鍋(クッカー) 雪溶かし鍋にも洗面器にも☆
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以上な感じでどれも使ってみたい中型クッカーでした。
山をやり始めてしばらくは小さい容量のクッカーでミニマムな荷物での山行をしていたのですが、
今では
雪溶かし・湯煎調理・炊飯・洗面器などと何かと多用できる中型クッカーを好んで、
登山はもちろん旅、またはキャンプ等でも愛用しています。
家では炊飯や調理等にクッカーを使うため、
特に炊飯に関しては2~3合ほどまとめて炊けるこの中型クッカーの容量を個人的な好みとしています。
「山で使えるクッカーはオートキャンプでも家でも使える」
「しかしその逆は難しい場合がある」
と思うところが私にはあるので、
個人的趣向(山)からするとやはりEPIgasのATSチタンがこの中では気になります。
– 1.5リットル –
セラミック2ポットセット(MSR)【セット販売】
チタン2ポットセット(MSR)【セット販売】
アルパインクッカー16(モンベル)
– 1.6リットル –
BM-035 チタンクッカー L(ベルモント)
– 1.75リットル –
BM-093 チタンクッカー深型 M(ベルモント)
– 1.8リットル –
ごはんクッカープラス(ユニフレーム)【セット販売】
– 2.0リットル –
ATSチタンクッカー TYPE-2L(EPIgas)
トレイルライト2Lポット(MSR)
ビッグチタンケトル(MSR)
山クッカーM(ユニフレーム)【セット販売】
※ 関連記事
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