モンベル mont-bellのアルパインサーモボトル、初めての新型でしょうか。
2023年秋冬に新作が販売されるようです。 販売されました。
一般的なアルパインサーモボトルとアクティブの両者がリニューアル。
そしてこれまでのステンレス製のものとは別に「チタン製」のアルパインサーモボトルも販売されるようです。 販売されています。
※ 当記事画像は 2023年秋冬以前に販売されていた旧型アルパインサーモボトル 0.9L(#1124618) / 0.5L(#1124617) / 0.35L(#1124765)
今後購入検討するときのために、
そんな新型と旧型の違いを比較して ポイント等をピックアップしてみました。
※ アクティブの方の比較はしていません
※ 当記事は新型販売前に作成したものになります 更新には努めてますが、公式サイト上のデータ数値は変更される場合があるため最新の情報は必ず公式サイトでご確認ください
〜目次〜
新型アルパインサーモボトルと旧型で変わっていないところ
「新型」「旧型」品番
新型アルパインサーモボトルと旧型で変わったところ
新型アルパインサーモボトルの一番のポイント
旧新重量比較表1(シリコーンゴムあり)
旧新重量比較表2(シリコーンゴムなし)
あとがき: チタンアルパインサーモボトルの特徴
※ 関連記事 2023年12月 up
【項目別比較】新型アルパインサーモボトル / 軽量N-HEATEX / 山専ボトルなど 登山で使いたい保温保冷水筒 〜現行モデル4つ〜
monochicken.com 内
【新型】アルパインサーモボトルと旧型比較 変更点・ポイントなど(新作 / 2023年秋冬 / モンベル mont-bell)
これまでアルパインサーモボトル(旧型)に関する記事をいくつか取り上げてきました。
・アルパインサーモボトルか山専ボトルか(モンベル mont-bellかサーモス THERMOSか) 登山魔法瓶
・アルパインサーモボトル【自体】の比較で気づいたパーツの規則性「径2・栓1」とは? 0.35/0.5 ||(/0.75)/0.9L モンベル
・アルパインサーモボトルの最小重量(とパターン別重量) 0.35 / 0.5 /( 0.75 /)0.9L モンベル
・【登山水筒3つ比較】ニトリ・モンベル・サーモス(N-HEATEX / アルパインサーモ / 山専) どれを山に持っていこうか考える など
そんな目線も含めて【新型】アルパインサーモボトルについて見ていきたいと思います。
新型アルパインサーモボトルと旧型で変わっていないところ
「新型」「旧型」と分かりづらいので品番を掲載しておきます。
新型アルパインサーモボトル(2023年秋冬以降に販売されたもの)
#1134166(0.35L)
#1134167(0.5L)
#1134168(0.75L)
#1134169(0.9L)
旧型(2023年秋冬以前に販売されていたもの)
#1124765(0.35L)
#1124617(0.5L)
#1124766(0.75L)
#1124618(0.9L)
それではまず 新型と旧型で変わっていないところですが、
・各容量 カラー展開の数は変わっていない
・各パーツ(本体・外栓・内栓・パッキン)の素材は変わっていない
・内栓の仕様も変わっていない
・各ステンレス鋼の種類、厚み(内側 0.1mm、外側 0.28mm)も変わっていない
・各素材の耐熱耐冷温度は変わっていない
・6時間後の保温・保冷効力は変わっていない(24時間後の表記は無くなったので不明)
という感じでした。
新型アルパインサーモボトルと旧型で変わったところ
・グリーンカラーが無くなりワインレッドに変わった
・価格が ¥550〜¥880 上がっている(2023年9月2日現在)
・サイズが 径、高さともに小さくなっている(、、、が)
・重量が軽くなっている(、、、が)
と 次の項目で記載するもう 1点だと思います。
「(、、、が)」としたところは、
サイズダウンや軽量化に関しては錯覚のような捉え方もできると思うので
以下 新型の一番のポイントで補足していきたいと思います。
新型アルパインサーモボトルの一番のポイント
新型アルパインサーモボトルと旧型で変わったところの一番のポイントとなるような最後の 1点ですが、それは
コップとボトル底のシリコーンが無くなった
というところだと思います。
正確にいうと「標準装備ではなくなった」になります。
小さな部分ですがここがポイントになってくるとも思うので少し深掘りします。
これまでの旧型のアルパインサーモボトル ↑(画像: 旧型 0.35L)では、
コップの角にシリコーンゴムが付いてました。
そして、
ボトル底にもシリコーンゴムが付いてました。
どちらも標準装備で取り外し可能。
滑り止めや耐衝撃に対して役立っていたと思います。
これらが新型アルパインサーモボトルでは「標準装備ではなくなっている」ようです。
先の項目でサイズダウンと軽量化は「錯覚のような捉え方もできると思う」と言ったのはこのためで、
シリコーンゴムが無くなった分、サイズダウンや軽量化したと見ることもできるかなと思いました。
メーカー表記の重量をそのままに比較表にすると、
旧型 重量 | 新型 重量 | |
0.35L | 240g | 211g |
0.5L | 265g | 237g |
0.75L | 360g | 318g |
0.9L | 380g | 354g |
※ 2024年2月1日現在
メーカー記載の数値だけを見ると大幅に軽量化されたと見ることもできるのですが 一概に軽くなったわけではないと思いました。
サイズに関しては実測しないと何とも言えないのですが、重量について言えることは
新型用の別売りのシリコーンゴムのプロテクターを 新型のコップとボトル底に合計 2つ取り付けた場合、つまり
旧型と同じ状態にして比較した場合では
「0.75L以外の 3者では総重量が旧型より重くなる」計算でした(1g〜9gほど)。
「0.9Lは 総重量が旧型より重くなる」計算になりました(8gほど)。
(メーカー表記変更に伴い記述変更)
表で表すと、
【シリコーンゴムが、コップとボトル底についている状態での旧新重量比較表】
旧型 重量 (販売のままの重量) (上画像) |
新型 重量 (旧型と同じ状態にした重量) |
|
コップ&ボトル底の シリコーンゴムの有無 |
あり(標準装備) | あり(別売り) |
公式サイト上の数値 | 公式サイト上の数値より計算 | |
0.35L | 240g | 237g |
0.5L | 265g | 263g |
0.75L | 360g | 352g |
0.9L | 380g | 388g |
※ 「アルパインサーモボトル プロテクター」#1134176 0.35L・0.5L用 13g/1つ
※ 「アルパインサーモボトル プロテクター L」#1134177 0.75L・0.9L用 17g/1つ
また、
新型に合わせて 旧型を同じ姿にした状態(コップとボトル底のシリコーンゴムがない状態)で重量を比較すると
0.75L以外の 3者では「旧型の方が重量が軽い」という自己計測結果もありました(1g〜9gほど)。
こちらも表で表すと、
【シリコーンゴムが、コップとボトル底についていない状態での旧新重量比較表】
旧型 (新型と同じ状態にした重量) (上画像) |
新型 重量 (販売のままの重量) |
|
コップ&ボトル底の シリコーンゴムの有無 |
なし(取り外した) | なし(標準装備ではない) |
自己計測値 | 公式サイト上の数値 | |
0.35L | 210g | 211g |
0.5L | 235g | 237g |
0.75L | 331g | 318g |
0.9L | 345g | 354g |
※ 公式サイトに旧型のシリコーンゴムの重量表記がないため自己計測
※ 販売前データより新型は「-1g 〜 -9g」の変更がされています(2024年2月1日現在)
(上表訂正済)
※ 関連記事(旧型)
アルパインサーモボトルの最小重量(とパターン別重量) 0.35 / 0.5 /( 0.75 /)0.9L モンベル
monochicken.com 内
いずれにせよわずかな差ではありますが、重量を気にされる場合は
シリコーンゴムが標準装備では無くなったことが絡んでくるため意識しておくと良いかもしれないと思いました。
価格は変動するので正確性はありませんが、
本体だけでも新型は価格が上がっているため、それにさらにシリコーンゴムのプロテクターを取り付けるとなると価格はさらに上がると思います。
今回はあくまで 2023年9月2日現在 2023年11月17日現在 2024年2月1日現在 の公式サイトにあるデータ上での比較でした。
データに変更はあり得るため最新の情報をご確認ください。
モンベル mont-bellのアルパインサーモボトルは個人的には山で間違いのない水筒なので新型を楽しみにしたいと思います。
あとがき: チタンアルパインサーモボトルの特徴
2023年秋冬の新作とともに「チタン アルパインサーモボトル 0.5L」(#1134164)というものが販売されるようです。 販売されました。
価格はもちろん高価ですが、
重量が「200g」というのは特に山をやっている私としては大きな魅力と感じます。
ちなみに
新型アルパインサーモボトル 0.5L(#1134167) 240g → 237g
旧型アルパインサーモボトル 0.5L(#1124617) 265g
サイズは 新型アルパインサーモボトルと同寸法(Ø6.8 x 22.5cm)のようですが、
保温保冷能力はやはりステンレスの方が性能は高いようです。
個人的には高い保温保冷能力を山では求めてないのでその軽さ、チタンアルパインサーモボトルが欲しくてたまりません。
〜目次(上に戻ります)〜
新型アルパインサーモボトルと旧型で変わっていないところ
「新型」「旧型」品番
新型アルパインサーモボトルと旧型で変わったところ
新型アルパインサーモボトルの一番のポイント
旧新重量比較表1(シリコーンゴムあり)
旧新重量比較表2(シリコーンゴムなし)
あとがき: チタンアルパインサーモボトルの特徴
※ 関連記事
アルパインサーモボトルか山専ボトルか(モンベル mont-bellかサーモス THERMOSか) 登山魔法瓶 (旧型)
アルパインサーモボトル【自体】の比較で気づいたパーツの規則性「径2・栓1」とは? 0.35/0.5 ||(/0.75)/0.9L モンベル (旧型)
【登山水筒3つ比較】ニトリ・モンベル・サーモス(N-HEATEX / アルパインサーモ / 山専) どれを山に持っていこうか考える (旧型)
【項目別比較】新型アルパインサーモボトル / 軽量N-HEATEX / 山専ボトルなど 登山で使いたい保温保冷水筒 〜現行モデル4つ〜 【新型】2023年12月9日 up
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