これまで 登山トイレ や 防災トイレ などの記事を上げてきましたが今回は
モンベルの簡易洋式トイレ
【ODトイレシート】
をピックアップしたいと思います。
個人的には車中や小さいテント内でも排泄できる応用幅の広い「和式」スタイルを好んでいるのですが、さまざまな状況がある中「洋式」スタイルが必要な場合(※1)に使っているものは
【ODトイレシート】になります。
その使用感等を含め 大きなポイントと感じる 3つの点を取り上げたいと思います。
〜目次〜
【ODトイレシート】はどのようなものなのか
ポイント1: 使いやすさ(直感・サイズ設計・4脚)
ポイント2: 携帯性(軽量・コンパクト・ケース付き)
ポイント3: 自然
おまけ: バケツをプラスしてより安心
※ 関連記事
モンベルのODトイレシートが「テーブルの足」としてとても重宝している
【防災・非常用トイレ】本当にそれで大丈夫なのか?安心を得るために私がバラで揃えたトイレセットと各ポイント 目次/連載
monochicken.com 内
【ODトイレシート】に感じる大きなポイント 3つ / モンベル / アウトドア・防災非常用簡易洋式トイレ
まずは
モンベルの【ODトイレシート】(#1122671)はどのようものなのか、その仕様をざっくりいきます。
【ODトイレシート】はどのようなものなのか
ケースが付属
中身
たたんだ状態での上から見たところ
サイズ感
広げて
ビニール袋をかけて使用(排泄)
※ 排泄後の流れは 関連記事(ODトイレキットの使い方) をご参考ください
座面(合成樹脂シート)
そして
座面の中はメッシュとなっています
それでは【ODトイレシート】の大きなポイントと感じる 3点をいきます。
【ODトイレシート】 / モンベル
ポイント1: 使いやすさ(直感・サイズ設計・4脚)
使いやすさに関しての各項目を見ていきます。
→「直感」
まずは
使い方が説明書不要で直感で分かるということ。
特に「組み立て」という必要がないということは 暗がりの野外や災害時等でも使いやすく感じます。
ケースに使い方の図がありますが「ただ広げるだけ」なので サッと使えるということはいざという時の大きな安心の一つになると思います。
→「サイズ設計」
次に
サイズ設計が良くされていると感じること。
「穴が小さすぎる」
「高さが低すぎる」
などの簡易トイレが散見される中、
モンベルの【ODトイレシート】のサイズ設計は 一般的な水洗洋式トイレと近いものがあり用を足しやすく感じます。
【ODトイレシート】の穴のサイズは実測、
長径で 28cm
短径で 18.5cm 程
これは自宅の水洗トイレのサイズと比較した場合、長径マイナス2cm、短径マイナス1.5cmほどでした。
ここにビニール袋をかけて使用するため感覚上は穴をより小さく感じますが、体の大きくない私としては排泄時に大きな不都合はこれまでに感じていません。
そして高さは 40cm
これは自宅の水洗トイレの便座の高さとイコールなため全体として良いサイズ設計だと感じています。
→「4脚」
そして
この 4脚が多くの場面で安定感を出すと感じるということ。
慣れてない簡易トイレでの排泄時に 座って安定感がないものでは より多くの不安を感じることと思います。
アウトドアや防災非常用トイレとしての使用を考えると
「適度に隠れられるトイレに適した場所」かつ「フラットに整地された場所」を見つけることは簡単ではありません。
そのため アウトドアでは特に ボックスタイプのような「面」で設置させるものよりも
【ODトイレシート】のように「点」で設置させる脚の方が適していると感じます。
この仕様が「落ち着いてトイレができる場所」の選択幅を広げてくれていると思います。
ポイント2: 携帯性(軽量・コンパクト・ケース付き)
重さは 670g。
スタッフバッグを入れても重量は 710gしかないため片手でも不都合なく持ち歩けます。
ケース付きで収まりもよく、
車内でもどこでもコンパクトに収納できることもあって「扱いやすい」というところも簡易トイレとしての大きなポイントだと思います。
常設を目的としてない簡易トイレとしての使い方である場合は特に
重量や大きさを感じてしまうようなトイレでは使わなくなる傾向があります。
携帯トイレや簡易トイレは「使えば使うほど本番で生きる」としているため 軽量コンパクトで使いやすいトイレはその有効性の高さを感じます。
ポイント3: 自然
ここは個人的にとても大きなポイントと感じているところですが「自然」というところ。
どういうことかというと、
見た目がトイレとは全く分からないので目立ちにくく
「持って歩き回りやすい・持ち運びしやすい」ということがまずあります。
そして、
使用時においても背景に馴染むため「使いやすい」。
先ほども述べましたが、簡易トイレなどは使えば使うほど生きてくるため
一般的に抵抗を感じやすい簡易トイレというものを 一つのアウトドアグッズのようにして扱えるということは非常に大きなポイントと感じます。
【ODトイレシート】は言い換えると
「仰々しくないトイレ」「自然に見えやすいトイレ」ということだと思います。
重量や大きさ、その見た目などで持ち歩くことや使うことにストレスを感じるような
「まさに簡易トイレ」みたいなものは個人的には好まないので
さりげなく使えるこのモンベルの【ODトイレシート】は洋式トイレを必要とする場合は 総じて良い商品だなと思っています。
※1 簡易洋式トイレを必要とする場合
→ しゃがむ和式スタイルが難しいとき
→ 野外で草丈が高い場所のとき
→ 冬季などで履き物が多いとき
→ 強風時(袋をそのまま設置する和式スタイルは風の影響を受けやすいため) など
(上に戻る)
おまけ: バケツをプラスしてより安心
ビニールに穴があって漏れたら面倒なので小さいバケツを「受け」として入れて、そこに通常通りビニールをかけて排泄するとより安心です
そんな使い方ができるのもこのトイレ穴の中のメッシュがあるためで、ここも ODトイレシート の良いポイントの 1つと感じてます
このメッシュがないと かけたビニール袋が自分の用便の重量で落ちることがあるため色々よく考えられてると思います
ちなみにこのバケツはどこかの100円ショップで買った サイズ 23.5 x 16.3cm のバケツです(取っ手は外してます)
なかなか理想的なサイズでした
白色というのもポイントですね
詳しくは 防災トイレの連載記事 の方に記載してます
〜目次(上に戻ります)〜
【ODトイレシート】はどのようなものなのか
ポイント1: 使いやすさ(直感・サイズ設計・4脚)
ポイント2: 携帯性(軽量・コンパクト・ケース付き)
ポイント3: 自然
おまけ: バケツをプラスしてより安心
※ 関連記事
モンベルのODトイレシートが「テーブルの足」としてとても重宝している
携帯トイレ/登山 モンベル O.D.トイレキットの使い方 画像12枚 山で安心して使えて携帯にも便利でおすすめ
【登山で使いたい携帯トイレ】どのようなものを選べば良い?選ぶ時のポイントは???
登山や海外旅行でもウォシュレットが欲しい!アウトドアで持つべきおすすめの携帯ウォシュレット/ハンディウォッシュスーパー
【防災・非常用トイレ】本当にそれで大丈夫なのか?安心を得るために私がバラで揃えたトイレセットと各ポイント 目次/連載
monochicken.com 内