今回は、自転車旅における「風」についてです。
アメリカを自転車旅していて痛感したコトでした。
その時の体験をもとに綴っていきたいと思います。
自転車と風
風には「横風」、
そして「追い風」と「向かい風」などがあります。
まずは横風から。
横風
旅自転車は多くのモノを積載しているので風の影響を受けやすく
強い横風等ではあおられて、制御できずに なぎ倒されそうになることも多々ありました。
また
大型トラックがすぐ脇を通過していくと、
「その風圧でまず外に押され、その後内に吸い寄せられます」
注意していないと狭い道を走行中の場合には、外に飛ばされ路肩に落ちる、または
道路の内側に吸い寄せられて後続車共々危険にさらす、などがあり得ます。
旅自転車の総積載重量が重いため、慣れない初めは特にハンドルをがっつり押さえ込まないと上手く走れずにフラフラしてしまいます。
そこに横風や車の風圧を食らうことには想像以上の影響がありました。
余談ですが、
そんなことに身構えるためにも サイドミラー は欲しいところです。
自転車をまっすぐ走らせるために 頻繁に後ろを振り返ったりなどができないからです。
追い風 後ろから吹いてくる風
これはもう嬉しすぎる風になります。
「今日は無風なのか?」
「やたら今日はすいすい漕げるな♪調子良いんじゃ?♪何だろう?♪」
など、その快調さの理由が実際に分からなかったり何も感じなかったりもします。
しかし一度止まってみれば「後ろから風が吹いている」というのが分かったりします。
これはもうボーナスステージでした☆
前項でも述べたように旅自転車は色々と荷物を積載してるので風の影響を受けやすくあります。
これは横だけでなく「後ろからの風」でも同じことが言えます。
風の強さにもよりますが
スピードも物凄く出て自動運転に近い体験ができることもあります!
めったに味わえない感じの追い風でしたが、これはまさに神風でした♪
向かい風 前から吹いてくる風
対して、これはもう地獄でした。
風の抵抗を受けて重い旅自転車を漕ぎ続けることは至難の業。
普段町場でコンビニやスーパーに行く時の空身の自転車を漕ぐにしても向かい風はキツいものがあります。
これを旅自転車で食らうのはかなりキツい。
強風の日は、進むのを中止して泣く泣く一日停滞したこともありました。
全然進まない登り坂道同様に、一番軽いギアでひたすら漕ぐしかありませんでした。
荒野や砂漠では砂が飛んでくるので、目や皮膚をガードしないとダメージを負うことにもなります。
これら横風、追い風、向かい風も当たり前のように聞こえるのですが自転車旅で痛感するコトの一つでした。
自転車 風 ポイント
走行時においては、
前傾姿勢などで風当たりに対する体の面積を小さくする
軽いギアを使う
サイクルウェアを着る
根性
など焼け石的?にありますが、
体験上「挑む」か「諦めてその日の行程をやめる」かどちらかしかないかと思います。
自分は着たことがないので何とも言えませんが、サイクルウェアは一度着ればそれ以外では走れない程良い感じのモノらしいです。
そこまで言われると着たくなりますね。
坂道や風など多くの状況に対応するためにもギア数が多い自転車程、
比較的旅が楽になるのかもしれません。
駐車時(駐輪時)において風対策としてできることは、
「最初から寝かしておく」
くらいでしょうか。
旅のパートナーの愛車が風でなぎ倒される程テンションが下がることもありませんでした。
それでどこかが壊れてしまっても 素人の自分としては混乱に陥るのが目に見えていたので
強風時は寝かして駐輪するようにしてました。
この記事の内容は「言われないでもわかる」ような内容だったかもしれないのですが、
この「自転車と風の関係」も実際に 自転車旅をやってみて恐ろしく痛感することの一つでした。
風の強い季節や風の強いルートなど本当に嫌になります 泣
また
登り坂で必死に坂を登って汗だくになって、そして
下り坂に変わって その汗だくの体に風を浴び続けると耐えられないほど寒い・・・ということもありました。
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