テント修理の一つとして、テントのゴム紐と折れ曲がったポールの交換を行った記録です。
※過去の自分のサイトからの引用
テントポール/ゴム/ショックコードの交換・修理・メンテナンス
作業はやってみると意外と簡単でした。
今回のテント修理は、「モンベル ステラリッジテント2型」で行います。
※2020年10月現在ある現行モデルではなく2014年に買ったモデルのポールです
ステラリッジのテントのポールは2本です。
テントのポールのゴム紐。正しい名前は
ショックコード
と言うそうです。
ショックコードはロール状で何十メーター単位でまとめ売りしているのをよく見かけますが、自分は必要分だけを店頭でバラ購入。
自分のよく行くお店では当時 60円/m でした。
ロールでまとめ買いする方がさすがに割安ですね。
テントポールの長さに対し、「7割」の長さのショックコードが必要分だそうです。
ステラリッジテント2型の場合、テントのポールが 330cm なのでその7割…つまり 231cm 程のショックコードがあればok。
2本分必要なので 231m × 2 = 462cm。500cm(5m)分買って 300円でした。
では早速修理開始。
テントポールの先端部。
ねじったら簡単に取れました。
このヘッド部と、
こんな結び目のショックコードがくっついていたんですね。
何本か赤い金属のポールを抜き、残りはスライドさせてショックコードをチェック。
念のため、抜いたポールの順番も崩さずにしておきました(オス・メスがあったりします)。
1本目のポールのショックコードは問題なし、劣化は見られずでした。
なので1本目のポールはショックコードを交換せずに元に戻すことにしました。
しかし
元に戻そうにも、
結び目が引っかかって通せませんでした。
なのでほどいて通す事に。
何でも良いのでしょうけど、念のため元の結び目を忘れないように写真に記録しました。
そして、容易に通った。
ステラリッジテント2型のテントポールは一本につき 大小10 の金属ポールで構成されていました。
多少伸びているでしょうが確かにポールに対し 7割 程のショックコードが使われていました(大小金属ポール10本中7本分の長さ)。
二本目もばらして同様にチェックすれば・・・ありました!
風前の灯でした。
1本目と同様の作業にてショックコードを交換します。
ついでに折れ曲がった一部のポールが微妙に使いづらかったので交換します。
モンベルでポールバラ売り一本 540円(大小2種類のサイズの「大」の方)でした(2015年11月1日現在)。
結び目の作り方はよく分かりませんが、記録した元の写真を見て解けないように結び、戻して完了。
ゴム紐の張力は適当です。7割の長さのショックコードを使って確かに適度な張力が出ました。
作業時にクリップがあると便利ですね。今は撮影上、引っ張ってあるゴムが引っ込まないように使っています。
ここを見ただけではショックコードの劣化が分からないので、確認のためにも一度ばらすのが良いかもしれません。
構造を知らないより知っている方が、いざという時に少しは落ち着けると思います。
雨風強くて凍えそうな中、やっとたどり着いた標高3000mでのテント設営時にショックコードが切れたらパニックになりそうですからね。
構造を知っていれば「何とかなりそうな…」と落ち着けると思います。
いずれにせよ、現場で切れる前に発見できて良かった♪
ちなみにテントポールのたたみ方は、
真ん中 → 真ん中 → 真ん中・・・と折るのがショックコードに対する負担が偏らなくていいんだそうです。
この修理を行った当時、このステラリッジテントの使用期間は1年半程でした。
当時の頻度は「山行で何度か使用・アメリカ3ヶ月旅で多く使用」と言った具合で一本断裂しかけてました。
使用頻度が極端に高かったわけではないと思うのですが結果的にメンテナンスが必要なところまでいってました。
定期的に自分のテントのポールのショックコードをチェックするといいかもしれませんね。
他メーカーのテントポールも分解しましたが構造は一緒でした。基本はどれも一緒なのかもしれませんね☆
※2018年6月現在、このステラリッジテントは現行モデルではなく「旧型モデル」になります
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