ファイントラックのインナー「ドライレイヤーウォーム」の上下を着て
12月の北アの山中で数日過ごしてきました。
ファイントラックのインナーは個人的に初使用。
ドライレイヤーウォームに関しての前情報はゼロで購入し、何も考えずに着用して山に入ったのですが、
全然違かった!
ノーベル山岳賞なんてないのでしょうけど
登山装備に関する賞があるのなら是非投票したいと思う素晴らしいインナーでした。
それほどドライレイヤーウォームが私には絶品だったというレビューです。
レディースもあるようなのでいいですね。
〜目次〜
冬山体験 「何が全然違ったのか」
商品画像等
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monochicken.com 内
ファイントラックの「ドライレイヤーウォーム」
何が全然違かったのか
それは「汗冷えしなかった。」
というところです。
「なんだ、それだけか」と思う人も正直いると思います。
ですが、
この「汗冷えしない」ということがどれほど不思議で、どれほど数々のシーンでプラスに働くか。
今回の冬山体験をもとに簡単に記載します。
大袈裟でなく命に関わることでもあります。
これまで「特別にハイテクではない一般的な化繊のインナー」を着用して山に挑んでいました。
そこを今回、ファイントラックのインナー「ドライレイヤーウォーム」にスイッチしたことでその差に「奇跡のインナー」とまで思ったのかもしれませんが本当に全然違いました。
しつこいですが、全然です。
全然違う。
いくら冬でも、
重い冬山装備で雪山を攻めていれば、無風で日が当たったり、キツい斜面を登っていれば汗もかきます。
汗を保水した衣類で休憩し風に吹かれでもしたら、その寒さはもう地獄以外の何者でもありません。
全く休憩にならないどころか低体温に、そして命に関わります。
これは真夏の高山でも同じことですね。
汗で浸ったインナーでは その上にいくらダウン等を重ね着しても もうガチガチに寒く、
風がなくとも高所では耐え難いほど体が冷やされます。
ですが、このファイントラックの「ドライレイヤーウォーム」を着用して挑んだ今回。
重い荷物でノートレースの中歩き続けた小吹雪の中の休憩でも寒くありませんでした(行動着のままで、何も着足さず)。
汗をかいてるのですが 体への張り付き感はなく、汗冷えを全く感じませんでした。
強風の中でしたが、極力風を避けてしっかりとした休憩ができたため
その後の行動を慎重に判断することができました。
また、これまでは当然だった
休憩後の汗によって凍てついた背中にバックパックを再度背負う時の絶叫。
そして、冷え切った体でのリスタート。
皆無でした。
これまで特に冬山では
良くないのは分かっているのですが寒いがために、休憩を取らないことが多々ありました。
ですが今回、ドライレイヤーウォームのおかげで望むペースで休憩を取ることができました。
休憩がしっかり取れるということは、フィジカル的にもメンタル的にも本当に本当に大きいことです。
また、
これまで行動を終えた時の汗で浸ったインナーでのテント張りや着替えるまでの震える寒さ。
皆無でした。
ドライレイヤーウォームを着たまま、
つまり行動着のままでテントを張ったり、ストレッチ を始めたりと全然イケるんですね(この時はすでに日陰下)。
気温はもちろん氷点下ですが、汗冷えしないから寒いことはなく、
そうこうしているうちに 汗で濡れたハイテクではない中間着なども乾いてしまう。
「もうたまらない」としか言いようがありませんでした。
山で衣類などそう乾きませんが、このファイントラックのインナーでは着ているうちに色々乾いて大助かりでした。
(乾くと言ってますが、このインナー自体が汗を保水している感覚は終始なかったです)
よく耳にする「速乾性」とはまた別の類と思います。
これまで、行動着は絶対に着替えないと寒すぎて山中過ごせませんでした。
ですが、今回のファイントラックのインナー ドライレイヤーウォームの能力を体感してからは着替える必要性がなくなり(乾いているので)、
その上にテント着を着足して暖かく過ごせました。
着ているうちに乾く、つまり着替える必要がないため、
これまでのように一度脱いで一晩経った凍りついたインナーや行動着を 出発前に再度着て絶叫することもありませんでした。
氷点下の中、裸になる必要がないことは精神的にもとても大きいです。
長い行動を終え汗をかいた、標高を下げた下山後の長いバス待ちや温泉までの道のり等でも凍えるように寒い場面は多々あります。
ですが今回は汗冷えしないので着替えずとも寒くない。
これも本当に助かります☆
たっぷり行動し続けた山中 4日間着続けましたが、不愉快な匂いも発せずでした。
本当に山アイテムに関する賞があれば是非投票したい絶品でした。
他にもミズノやモンベル等のインナーもすごいレベルなのかもしれませんが、
少なくとも今回使ったファイントラックの「ドライレイヤーウォーム」は個人的には本当に素晴らしかったです。
「汗冷えしない」=「奇跡の衣類」だと思いました。
これまで汗冷えが当たり前だったので これがどういったテクノロジーなのか不思議で仕方がありません。
繰り返しになりますが、ドライレイヤーウォームを着るまでは
アウトドアでの使用を特に謳っていない某衣類量販店の速乾性のインナーを着て長い間山に挑んでいました。
そのためかもしれませんが本当にこの記事の内容通りの「天と地」ほどの差を感じました。
耐え難い寒さのあの「地」の世界にはもう戻れません。
他のファイントラックの衣類を全て試したい。
心底そう思います。
おかげで思い切り山を楽しめたことは特筆したいと思います。
ドライレイヤーウォーム
ファイントラック
ドライレイヤーウォーム 上下
ドライレイヤーウォーム タイツ
前
腰回り
バック
すそ
ドライレイヤーウォーム ロングスリーブ
前
すそ
バック
ドライレイヤーウォームのパッケージに
「肌に直接着用・・・」と記載があり、個人的にはこういう説明書き・使い方の記載は本当に嬉しく思いました。
この記載がなければこのインナーの下に薄いアンダーウェア等を着ていた可能性もあるので、
その製品が最高のパフォーマンスを発揮できるような使い方が書かれているのはとても良いと思います。
日本製。
こういうちょっとした記載も使用シーンを思い描きやすく、消費者としては選びやすい。
商品として大切な要素だと思いました。
※ 2021年12月 追記
コロナ禍による自粛でしばらく山に入っていませんでしたが、
久々の冬山、ドライレイヤーウォーム。
やはり最高でした。
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