登山などでの大型のザック/バックパックにおいて
ウエストが緩い、ヒップベルト(ウエストベルト)が緩いという悩みがある方もいると思います。
特に細身の方にとっては切実な悩みではないでしょうか。
・ヒップベルトを絞り切ってもまだウエストの緩さを感じる
・腰でザック/バックパックを持てないから肩にウェートがかかりすぎて痛い
私もそうでした。
冬季等でザック/バックパックの重量も嵩めばなおさら
このウエストが緩い、ヒップベルトが緩い問題は大きく響いてくると思います。
参考になるか分かりませんが、
そんな悩みを持ち続けていた私がこれまでにその 簡単な対策 としてやったことを3つ
ここで取り上げたいと思います。
ちなみにバックパック 25kgの時(厳冬期)もこの方法で問題なく山に入ってます。
目次
良くなかった・イマイチだったやり方 2つ
とても良く、とても気に入っているやり方 1つ
「ウエストが緩い」「ヒップベルトが緩い」悩み
対策としてこれまでやったこと3つ
時系列通りですが、過去に取り入れていた良くなかったやり方 2つからいきます。
ウエスト、ヒップベルトが緩い対策として
良くなかった・イマイチだったやり方 2つ
まず 1つ目が、
「綿素材のタオルを小さくして、両サイドのヒップベルトと腰の間に挟んでいた」
ザック本体へのヘタな改造は不具合が出やすいこともあり、ザック本体への改造などは行わないシンプルな方法を追求してました。
結果としては
これは 雨、汗などを保水してしまって良くありませんでした。
挟み込む手間を無くすために、
屋久島横断をした時はヒップベルトにビニール紐で結びつけて歩きましたがこれも結局滑ってずれたりするのがイマイチでした。
綿素材に関しては よく考えればわかるようなことでしたが、
実際にやってみてこれは素材が良くなかった、登山には適していなかったと痛感しました。
次にやったことが、
「ヒップベルトを 2重」にしました。
(この方法は「着脱式ヒップベルト」を採用しているバックパックのみ可能な方法になります)
ザック/バックパックの標準装備だった Mサイズのヒップベルトが大きくて緩かったので
純正の Sサイズのヒップベルトを購入して替えてみました。
ですが、
Sサイズでもウエストが緩いため「Sサイズと Mサイズを同時に使う」ことにしました。
内側の Sサイズを締めて、そして外側の Mサイズを締めるというやり方でした。
サイズの異なる 2つのヒップベルトを、ザック/バックパック的には問題なく取り付けられたので特に施工は不要。
見た目も、使い勝手も悪くないものでした。
ウエストの緩さはこれで大きく緩和できた記憶があるのですが、
「重量」の観点からこのヒップベルトを「2重」にする方法はやめました。
ウエスト、ヒップベルトが緩い対策として
とても良く、とても気に入っているやり方 1つ
長い間模索してきて その後ずっと取り入れてる方法はこちらです。
「100均の滑り止めシートを挟んで使っている」
原点の「何かを挟み込む方法」に戻りました。
ちなみにこれは妥協案的な方法ではなく
これまでの対策の良くなかった部分をクリアしてくれていて、かつ 非常に役立つプラスαまであった という 以降ずっと取り入れているやり方になります。
方法としては難しいことは何もせず 100均の滑り止めシートを適当なサイズに切って
そして折り畳んで厚みを出してヒップベルトに挟んで使っているだけになります。
(確か Seria で切らずにちょうど良いサイズのものがあった気がします)
シンプルな方法は、山中の様々な状況でも対処しやすいので やはり好ましく思います。
フィット感は悪くなく、保水しない。
雪がつかない。
コストはもちろん安価。
重量も気にするレベルではない。
滑り止めが故にズレにくい。
特に蒸れない。
施工不要。
簡単。
折り畳み方を変えれば登山中でも 状況に応じて厚さを変えられる ところも便利です。
挟み込む手間はどうしても発生するのですが、たくさんのメリットがこれにはありました。
私はこれによってザック/バックパックを腰でしっかりと持ててる実感を得ています。
そして、
緩さ対策のために挟み込んだこの滑り止めシートに
思わぬ 別の利用価値(プラスα) があることに山中で気付きました。
それは、
簡易座布団になる というところ。
これは実際素晴らしく役立ちます。
休憩時などでザック/バックパックを下ろす時、
ヒップベルトのこの当て物を外せばそれがそのまま座布団になります。
詳しくは別記事で取り上げているのでここでは省きますが
これが本当に素晴らしく良いものでした。
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ヒップベルトの緩さ対策を追求していたところ
思わぬ別の大きな利用価値を発見できたこともありますが、
今でも この滑り止めシートを挟み込む方法がシンプルでベストとして活用しています。
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