登山を始めて 16年目にしてようやくOD缶ガスの使用量などを意識するようになって計算式を作りました。
その計算式によって
・今回の山行でどれくらいガスを使ったのか?
・この缶のガスの残量は?
などが分かるようになったので次の山の準備がとてもしやすくなりました。
個人的活用のためにここに残します。
〜目次〜
当計算式 対象ガス
計算式で必要な数値 2つ
OD缶ガス【計算式】 ←←←
あとがき: 使用量を把握して、残量を記載しておくと便利だった
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OD缶ガス【計算式】「どれくらい使ったか?」「残量は???」 / 登山 / プリムス / IP-250T ハイパワーガス(小)
今回の計算式はOD缶が Fullの状態から どれくらいガスを使ったのか、残りはどれくらいかを表すものになります。
当計算式 対象ガス
今回の計算式の対象ガスはプリムスの
IP-250T ハイパワーガス(小)
プリムスのハイパワーガス(オールシーズン用)は公式サイトによるとサイズ順で
IP-500T ハイパワーガス(大)
IP-250T ハイパワーガス(小)
IP-110 小型ガス
の 3つがありますが今回の計算式は真ん中のサイズの IP-250T ハイパワーガス(小) になります。
当計算式の数値を変えれば他のOD缶でも(CB缶でも)算出は可能だと思うので計算式で使った数値を残します。
計算式で必要な数値 2つ
必要な数値は 2つ。
OD缶ガスの NET重量(充填ガス量) → 225g(缶自体、また公式サイトに記載あり)
Fullでガスが入ってる状態のOD缶の総重量 → 383g(個人計測)
この 2つが分かれば使用量、残量ともに算出できました。
※ 「総重量」としてるのは管理上の都合で「フタ(キャップ)込み」の重量
※ 実重量とデータを交えた計算式なので 1~2% くらいの誤差はあり
使用量を算出できれば残量は分かるのですが、残量だけを知りたい場合は「空のOD缶の総重量」が必要でした。
ガスを使い切った空のOD缶の総重量 → 156g(個人計測)
OD缶ガス【計算式】
まず
「Fullからの使用量(どれくらい使ったのか?)」
((383 – 使った缶の総重量 g)÷ 225)× 100 = 使用量(%)
そして
「Fullに対しての残量(あとどれくらい?)」
((使った缶の総重量 g – 156)÷ 225)x 100 = 残量(%)
または
100 – 使用量 % = 残量(%)
公式のように表すと
・((Fullの時の総重量 – 使った缶の総重量)÷ NET重量)× 100 = 使用量(%)
・((使った缶の総重量 – 空の缶の総重量)÷ NET重量)x 100 = 残量(%)
・100 – 使用量 = 残量(%)
となります。
※ EPIガス、SOTO、snow peak、JETBOIL、MSRのどのガスカートリッジでも NET重量の記載はあるのでこの計算式で算出可能ということになると思います
少なくとも IP-250T に関しては製造時期によって缶の仕様等が変わってることもあって数グラムですが重量に差がありました。
(私の手持ちのものは 2024年製造のものから変更されている)
同じ製造年月日の Fullのものでも 1gの差があったりもしたので より正確なものを求める場合は
使う前(山に持っていく前)の「Fullの時の総重量」を計っておく(記載しておく)
あとがき: 使用量を把握して、残量を記載しておくと便利だった
私の場合は山でガスを使うときが「朝・夕」と決まっています。
また似たような時期(初冬)にまとめて山に行くため、そして山での飲食はいつも決まってるためガスの使い方が毎回ほぼ同じになっています。
(ガス使用必須 3項目: 雪を溶かす、熱湯を作る、53℃のお湯を作る)
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そのため直近の 3山行を見たところ 1日あたりのOD缶ガスの使用量が おおよそ 30% な感じでした。
個人メモとして
10月下旬 北ア 某所 4泊5日
朝の平均気温 -5℃
使用標高 2300m 夕・朝 / 2600m 夕・朝 / 2600m 夕・朝
三日目の朝に空になる
11月中旬 北ア 某所 2泊3日
朝の平均 -2.5℃
標高 2500m 夕・朝 / 2500m 夕・朝
ガス使用量 60%
12月下旬 北ア 某所 2泊3日
朝の平均 -8℃
標高 1500m 夕・朝 / 1500m 夕・朝
ガス使用量 63%
ガスの使用量は気温や標高にも関わる気もするので安易に決めつけるのは危険ですが
私の場合 初冬の 1日のガス使用量(朝・夕)は おおよそ(最低) 30% と分かったので次の山の準備時に計算がしやすくとても便利でした。
そのためガスの残量も算出して缶に記載するようにしています。
その時の山行でのガスの使い方、気温、標高などの記録を取って その使用量を把握しておけば次に生きることが分かりました。
そんなことにようやく気付いた 16年目という感じでしたが
これまでOD缶を振ったりして何となくガスの量を計ってたのですがそれではよく分からないのでかなり余計にガスを持っていくことがありました。
山では何があるか分からないので余裕があるに越したことはないのですが、適量を把握しておくことも一つの安心につながるので今後もこの計算式を活用していこうと思います。
〜目次(上に戻ります)〜
当計算式 対象ガス
計算式で使った数値
OD缶ガス【計算式】 ←←←
あとがき: 使用量を把握して、残量を記載しておくと便利だった
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