危険/リスク その2 初めての登山 日焼け/寒さ/雷

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危険/リスク その1 初めての登山 ねん挫/膝の痛み/靴擦れ/水不足/ハチ/クマ/ヒル」からの続きとなります。

その1
怪我1(ねん挫/膝の痛み/靴擦れ)
水不足
生き物(ハチ/クマ/ヒル)

危険/リスク その2
日焼け
寒さ

その3
怪我2(転ぶ/滑落)
道迷い
落石
高山病

日焼け

危険/リスク その2 初めての登山 日焼け/寒さ/雷 画像

紫外線による激しい日焼けは火傷と同じこと。火傷を経験したことがない人にとってはイメージしづらいコトかもしれませんが、ヒリヒリびりびりジンジンと痛み、そこに衣類が触れたりしただけでも耐え難い痛みとなります。

日焼け
標高が高くなればなるほど紫外線は強くなります。
山では紫外線を遮る建物がなく上に行けば行く程木々もなくなるので、強い紫外線をさらに多く浴び続けてしまいます。そして残雪など雪のある状態では、照り返しによりさらに多くの紫外線を浴びることになります。
「紫外線を遮る物のない屋外を何時間も歩き続ける」、そして「街場よりも紫外線が強い」というところがポイントになってきます。
注意していないと登山中でもビリビリと痛み、ひどい場合では行動ができなくなる恐れも出てきます。
防止には肌の露出を小さくする、日焼け止めを使用するなどがあります。
顔、頭、首周り、腕、手、足など露出に気をつけましょう。

※日焼け 体験より
初夏の3000m付近の山々を縦走していた時、無防備だった首をやられかなり痛い思いをしました。テントで寝るときも痛い、服でも擦れて痛い。下山後の楽しみだった温泉でも、激痛のみで入ることはできず、とてもツラい思いをしました。

寒さ

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街場と同じような感覚での登山、特に高い山に登ってしまうと想像もしない寒さを体験することと思います。山は色々な要因で容易に寒くなる、真夏でも極寒になるということを頭に入れておきましょう。

寒さ
標高が高くなればなるほど気温は下がる、100m 標高を上げる毎に気温は 0.6度 下がる。雨や汗で体が濡れれば体温を奪われる。風によって体感温度は恐ろしく下がる、風速 1m/s で体感温度は 1度 下がる。
このような街場では特に意識しない、気付かないようなことが山ではとても関わってきます。大袈裟ではなく命に関わってくる程の寒さとなってきます。
これは真夏でも高い山では容易に極寒となり得ることを意味します。夏場でも疲労「凍死」ということが多くあるのはこのためです。
「山と街場」での季節の感覚の違いに特に気をつけましょう。
標高と気温の関係、
風と体感温度の関係、
濡れと体感温度の関係を頭に入れて、十分な対策と準備をしたいですね。

※寒さ 体験より
無知識のまま、真夏の3000mクラスの山に登り、ずっと雨の中の山行となりました。レインウェアはしっかりとしたモノを着てましたが、汗での濡れと風によって耐え難い寒さとなったことは今でもはっきりと覚えています。加え、その急激な寒暖の差にも体が着いていかず、小さい頃に患っていたぜんそくのような呼吸困難の症状が現れたりもしました(季節の変わり目などによくその症状が現れていた)。

※参考記事
初めての登山 標高と気温/風と体感温度/濡れと体感温度 」monochicken.com

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これもまた街場とは違う恐ろしいものとなります。
高い山での雷は、上からではなく横や下から鳴っているようにも思われます。まさに雷雲の中にいる感じでしょうか。世の中の書籍、サイト様に色々なことが雷に関して書かれているのでそちらを参考にして下さい。自分では、「何が正しく安全なのか」を言える程雷の発生や落雷のメカニズムについて理解ができていないのでご了承くださいすみません。
自分には無縁とは思わず、雷の知識は必ず入れておくことをおすすめします。いざというときの分かれ目になります。


多くの高い建物がある街場より、何も無い山の雷の方が遥かに落雷しやすく大変危険。
特に夏場、一日を通して午後に雷の発生率は上がります。
遅い時間の行動は避け、早出早着を心掛け予報で雷の可能性がある時の登山は控えるのが賢明です。
高いものに落雷しやすいことは間違いありません。
特に稜線(山と山を繋ぐ線)にいる時に、遠くでも雷鳴が聞こえたら、もうすぐに「標高を下げる」「避難する」ことを考えてください。「まだ遠くだろう」「もうちょっと行ける、大丈夫だろう」と進んでいるとまさに「あっ!」という間に雷に巻かれ生き残るには祈るのみとなります(私)。
ここの決断が非常に難しいところなのですが、遠くでも雷鳴が聞こえたら自分はもう迷わず、避難態勢に入ります。あんな恐ろしい思いは二度としたくありません。
稜線上に避難するところはありません、自分が一番高く避雷針となってしまいます。すぐ逃げ込める山小屋がなければもう降りるしかありません。
天気予報を確認し、雲の様子、大気の様子を常に意識して行動しましょう。ラジオのノイズでチェックしたりもできます。

遠くで発生した雷雲に巻かれる場合と、自分のいる場所で雷雲が発生する場合があるようです。
後者の方が読みにくく特に気をつけたいところのようですが、自分の経験した雷はまさに後者であったのかなと今では思います。

※雷 体験より
誰もいない時期、3000mの山小屋(営業していない)を目指していました。午前から怪しい空模様。早出をしたのですが、残雪に思いのほか苦労して時間がかかっていました。時間が経つ程に遠くの黒い雲が大きくなり、ついにその遠くで雷鳴が聞こえます。
その時約2800m稜線地点、「まだ雷鳴は遠い。後少しで3000mの山小屋に着く、そこで避難しよう」と遠くの雷鳴を気にしつつも急いで登っていきました。
ガスが周りを立ちこめ始め、雨が降り出したり太陽が出たり。
「まだ雷雲は遠かったはず、ヤバい感じだけどもう少し行こう」「山小屋まで間に合うだろう」と迷いながらもあと少しあと少しと進んでいました・・・すると突然強い閃光と雷鳴が自分のところで響き渡りました。
遠くだと思っていたのが「今ここ!?」に。
その時点でもう否応なしに続行不可能と判断。
「間に合うと思っていた山小屋にたどり着けなかった!この状況で標高はもう1mも上げられない!引き返さないとヤバい!」
しかしまさに時はすでに遅しでした。
周りはもうガスで真っ白、そして雷光と雷鳴。視界が利かない中コンパス頼りに駆け下りますが明らかに周りで自分が一番高い、そして動いている/走っている自分が的になると感じました。周りを見渡しても視界は利かない上、隠れる場所を探すにも稜線上にはそんな場所はどこにもない。探してる間にも雷が直撃する。森林限界までまだまだ距離がある、逃げることはできないと判断しました。
もう本当に一か八かフラシートをかぶってハイマツ帯に身を伏せました。バチバチとひょうも降り出します。そこまできたら、身に付けてる金属がどうだとか地面に落ちた雷がハイマツを伝うとかもう考えてられません。ただただ祈るのみでした。
「自分のフライは黄色で目立つから狙われる、殺される!」とか根拠の無いことが浮かんだりもしてました。
結果、落雷することはなく生きながらえました。

5月下旬の南アルプス 正午過ぎの出来事

※参考記事
初めての登山自転車旅 早出早着の大きな意味合い」monochicken.com

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