危険/リスク その3 初めての登山 転ぶ/滑落/道迷い/落石/高山病

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危険/リスク その2 初めての登山 日焼け/寒さ/雷」からの続きとなります。

その1
怪我1(ねん挫/膝の痛み/靴擦れ)
水不足
生き物(ハチ/クマ/ヒル)

その2
日焼け
寒さ

危険/リスク その3
怪我2(転ぶ/滑落)
道迷い
落石
高山病

怪我2(転ぶ/滑落)

危険/リスク その3 初めての登山 転ぶ/滑落/道迷い/落石/高山病 画像

転んだり、吹き飛ばされたりして落ちてしまうこと。
集中力の途切れや油断、景色を眺めながらの脇見歩き、強風、雨雪、焦りなどによって転んだり滑落は発生します。
「転ぶ」という単語にはそれほど危険なイメージを持たないかもしれませんが、岩だらけの/崖のような登山道で転ぶということは大変危険で骨折などの大きな怪我、または命を落とすこともあり得ます。

集中力の途切れ/油断
集中力の途切れは特に下山時に起こります。
がんばってやっと登頂を果たした後は、「後は降りるだけだ♪」という軽い意識になりがちです。
そのため、
往き/登り時で今まで張りつめていた集中力が下山時に一気に途切れて事故になってしまう・・・それがよく言われる「下山時に事故が多い」ということになります。

集中力が落ち、一歩一歩を慎重に選ばなかったため転んだり滑落してしまいます。

集中力の途切れ/油断はどうしても出てしまいますが、これを忘れずに「下山時は特に注意!」と何度も言い聞かせましょう。何度か登山をしていると下山時に「ひやっ」とする場面を多々体験します。

脇見
山を登っていれば良い景色に見とれてしまうもの。
様々な状況の登山道。足元を意識していないと転んだり滑落することがあります。
脇見をしつつ歩いていると浮き石(ぐらぐらしている石)を踏んだり、登山道を踏み外して滑落してしまうこともあります。こういうことも無さそうで実はあるのです。
足元を注意して歩きましょう。良い景色は極力止まって見ることをおすすめします。

強風
山では、崖っぷちのようなところや足場が不安定な場所を歩くことも出てきます。
特に標高を上げていけばいくほど、遮る木々もなくなり風の影響を強く受けることになります。
色々なものに遮られている街場でも風を浴びればよろめくことがあります。
周りに何もないような山では、より風は強く、そしてバックパックを背負っていれば、より風の影響を受けやすくなり強くあおられることになります。そこに気をつけていないと風に飛ばされて滑落してしまうということが出てきます。
風の力に注意したいですね。

雨雪
雪の上での滑落、滑り落ちることは想像しやすいと思うのですが、雨でも滑りやすくなることに注意してください。
何となくイメージはできるとは思うのですが、実際に山道で体験すると特に岩、木の根、人工的な木道では「明らかに滑る」ことを痛感することと思います。「雨で道は滑る」という意識を持ってください。

※体験より
雨の沢伝いの岩を登っていた時に油断して数メートル滑り落ち、岩の上に脇腹から落ちて肋骨をやってしまった経験があります。回復に一ヶ月以上かかりました。反射神経の衰えなどにより打ち所が悪ければ肋骨では済まないことになっていたと思います。その経験よりまた多くのことを学びました。
その他にも滑ったり転んだり落ちそうになったりとヒヤッとする場面は多々あります。やはり特に下山時に集中しています。

道迷い

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自然の中/山の中で迷ってしまうということは、正確な現在地を掴みやすく、どこでも連絡がつきどこでも駆けつけられる街場での道迷いとは大きく状況が異なってきます。

行方不明になった登山者の捜索は容易ではない。例えるなら、広大なグラウンドに落とした米ツブひとつ…そのひとツブを探し出すのに等しい 岳 8巻より

とあります。

ほとんどの山には、登山道や道案内がありますが気をつけていないと「あれ?」っと気付いたら「ここはどこだ?」ということが実際にあり得ます。
登山道にある印を鵜呑みにすること・広い場所に出た時・ガスに巻かれている時・雪道の時・有名ではない/人気のあまりない山に登る時になど特に注意が必要です。

印を鵜呑みにする
登山道には、テープやスプレーなど色々な印が付けられています。その中でも特に、テープ系による印は一個人や林業などの人が設けた可能性もあるので正しい登山道を示しているとは限らないことがあります。そのため迂闊に信用して行ってしまうと「ここはどこだ?」と迷うことがあります。
マークを鵜呑みにはせず、地図をしっかりと見ておきたいですね。

広い場所に出た時
一本道の登山道であれば、比較的迷うことなく歩いて行けます。
ですが、
一度広い場所に出てしまうとそこからどこに歩いて行けば良いのか、次の登山道はどこにあるのかわからなく安易に進んでしまうと迷うことがあります。
獣道などに入り込まないように地図や道標を確認して進みましょう。

ガスに巻かれている時
視界が極端に狭くなるので近場のサインや道標しか見えなくなってしまいます。遠くの山々などの目標物も見えなくなるため方向や現在地をとりづらくなり迷うことがあります。
現在地を常に把握しておく必要があります。

雪道の時
雪道では足元のマークや道標が埋もれ見えなくなります。
そして雪上にトレース(足跡)が着いている場合と着いていない場合が出てきます。
トレースがある場合でもそれが絶対に正しいとは限らないので鵜呑みにして辿るのは危険です。トレースがない場合では、目標物がはっきり見えているか、または地図より地形を読み取れないと進むことは出来ません。雪の樹林帯はまるで迷路となるので迷ってしまいます。
初めての登山で雪のある道はおすすめできません。雪によってより多くの装備と技術、知識が必要となります。

有名ではない/人気のあまりない山に登る時
有名な、登山者の多い人気のあるような山では比較的登山道がしっかりと整備されていて、案内もしっかりと整備されている傾向があります。
反面、
それほど有名ではなく、登山者の少ない人気のあまりないような山では登山道整備が進んでいない、されていない、案内もしっかりとしていない場合も多いため迷いやすいことがあります。注意してください。

総合的に、
道に迷ったなと思ったら、「その時点ですぐに分かるところまで戻ること!」間違いなくこれです。
「もう少し、もう少し」と戻らずにさらに進んでしまうと進退窮まる状況に陥ってしまう場合が出てきます。深みにはまってからでは遅く、戻る気力はすでに失われています。
おかしいと思ったら深みにはまる前にすぐに戻ってください。

※体験より
下山時に残雪を下っていたら気付けば登山道を外れていました。もう少し行けば登山道に戻れるだろう、もう少し進めばわかるだろうと歩みを進めていたら深みにはまり、笹薮に囲まれ抜け出せなくなりました。
「やった登山道だ!」と行って進んでみれば、どこにもつながっていない部分的な道のような植生がないところでした…これが本当の獣道か!?とゾッとした覚えがあります。登り返す気力も失われる程下ってしまいなかなか抜け出すことが出来ませんでした。
早めの行動をとっていたことで時間にゆとりがあったのは良かったことと思います。それでも相当パニックに陥りました。時間に余裕の無い山行を組んでいたら大変なことになっていたかもしれません。

※参考記事
登山初心者のための山の選び方と登山計画のやり方 気を付けたいこと心掛けたいこと」monochicken.com

落石

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自然に落ちてくる落石と登山者による落石の2通りがあるかと思われます。
ゴルフボール程度の落石でも、近くでその落下を体感すると凄まじいエネルギーを感じます。その小ささでも当たってしまったら大変危険だと察しました。

自然の落石
歩いている途中、または休憩をするような場所でも落石が起きそうな場所では注意しましょう。
「落石注意」の看板があったりもしますが、ないところもあるので登山道に崩れた岩が落ちているような場所には重々注意してください。

登山者による落石
岩場や鎖場(急な勾配のところを登るために補助的に鎖が設けてある場所)などで先に登っている人が落としてしまう落石もあります。
前の登山者との間隔を空けて登ることが必要。次から次へと追従するような登り方では落石が来た場合のかわしようがありません。
そして、
自分が登山中も落石を発生させないように登ることが必要となります。

※体験より
落石の音なども含め、足元ばかりではなく上部も注意して登山をしています。
特に落石の経験がないで、そこに油断が生まれないように気をつけています。

高山病

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低酸素が原因で起こる症状。
人によっては2000m前後でも高山病が発症するそうです。
高山病になりやすい人、なりにくい人がいるようでその時の体調なども関係してくるようです。3000m級の山に何度登ろうともなる人はなる、なる時はなるようです。

高山病
頭痛、めまい、吐き気、嘔吐、眠気などが主な症状。
水分を多めに摂り、ゆっくり登る。こまめに休憩を取る。お酒やタバコも高山では控えた方が高山病にはなりにくいそうです。自分も使ったことはありますが市販の酸素を飲む、吸うという対処方法があります。
ですが、
その違いを試したわけではなく「おかげで頭痛がなかった!治った!」「息苦しくなくなった!」とは言い切れないので、一つの対策の参考としてあげておきます。
高山病になってしまったら下山することが間違いないですね。

※体験より
高山での頭痛や息苦しさは感じることがあります。
動けば頭がズキズキと、そして息苦しさは明らかに通常の呼吸が出来ていないという程苦しいものでした。同じ標高でも全くならないときはならないので不思議です。一概に標高だけが要因ではないようなのでどこの山でも体調管理や水分の摂取量、ペース配分など気を付けるようにしています。

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