ツエルトを張る時に
トレッキングポールや紐を使わない場合必要となるのがツエルトポール。
ツエルトポールを探して商品ですぐ目につくのはモンベルとアライテントくらいでしょうか。
安いモノでもないので、自分の使わなくなったテントポールをバラしてツエルトポールを作ってみました。
内心、自作と言って良いのかわからないのでタイトルは「自作というか・・・」にしました。
しかし面倒なので以下、「自作」にします。
今回使用するツエルトは、ファイントラックの「ピコシェルター」
ツエルトポール 自作
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目次
ツエルトポールの太さ
ツエルトポールの高さ
ツエルトポール 自作実践
ツエルトポール 重さ
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まず、
ツエルトポールを自作するとき気になったのがその太さや高さ、そして重さでした。
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ツエルトポールの太さ
モンベルやアライテントのツエルトポールセットを見てみたところ「テントポールと形状も太さも変わらなそうだな」と思い、ここで使わなくなったテントポール(外径 9mm程)を活用しようと決定。
ちなみに
アライテントは φ11 とありました。
ツエルトポールの高さ
ファイントラックの「ピコシェルター」「ツエルト1」「ツエルト2ロング」は説明書が共通のようでした。
そこにはポールの高さについて記載があり、「100〜110cm程度をお勧め」とありました。
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そこでファイントラックのツエルト群の高さと比較してみました。
ピコシェルター H= 95(cm)
ツエルト1 H= 90
ツエルト2ロング H=95
となると、ツエルトの高さより「10〜15cm程高ければ良いのかな」と思いました。
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ちなみに モンベル
モンベルのツエルトポールセットのポールの高さは「105cm」表記
ライトツエルト H=100(cm)
ULツエルト H=90
GORE-TEXライトツエルト H=100
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ちなみに アライテント
アライテントのツエルトポールセットは「90cm」「110cm」の2種類
ビバークツエルト1ロング H=90(cm)
スーパーライトツエルト1 H=90
スーパーライトツエルト2ロング H=110
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以上より、
ツエルトポールの高さは、ツエルトの高さと「同等かそれ以上(10〜15cm程高いモノ)」を自作すれば良いと思いました。
なので今回は、ピコシェルターの高さに合わせ 110cm のツエルトポールを作ることにしました。
ツエルトポール 自作実践
使わなくなったテントのポールを活用して、ツエルトポールに。
テントポールのバラシ方などはこちらをご参照ください ↓
テントポール/ゴム/ショックコードの交換・修理・メンテナンス 画像17枚
monochicken.com 内
メーカーによるのかもしれませんが、自分の持っているテントポールはパーツの長さがいくつかあるので記録します。
今回利用するテントポールは合計4種類のポールで構成されていました。
パーツに「オス」「メス」等があるのでそれを組み合わせて理想の高さ(長さ)に近づけるよう計算します。
今回は、目標 110cmのツエルトポール。
オスメス等の都合上、自分の手持ちのテントポールではパーツ3本使って 124cm のツエルトポールができそうです。
テントポールのショックコード(中のゴム紐)に痛みがあったので、どうせならと新しいショックコードを使用。
テントポールのショックコードの必要量はポールの長さの約 7割。
今回のツエルトポールもそれと同比率で計算し 124cm の 7割 で 86.8cm。
いざバラして、新しいショックコード(86.8cm)で組み立てます。
ショックコードの結び目は大体固く締まっているのでコルク抜きを使って自分はよく解きます。
結び目は、
適当に結んでも解けないまま使い続けられているポールもあるので、解けなければどうでも良いような気が最近しているのですが、念のため元の結び方を写真で記録してその通りに新しいショックコードも結びました。
ポールヘッドと結び目の間の遊びが何か重要なんでしょうか。そこはわかりませんが・・・。
片側のポールヘッドにショックコードを結んだので、次に
そのショックコードを引っ張りながら必要ポールにそのショックコードを通します。
ポールのオスメスのサイズが少し合わず適当なテープで太さを調整。
何もしなくても問題はなさそうでしたが、少しぐらつくのでテープを使用しました。
そして最後に、
反対側もヘッドを取り付けて
(とりあえず)完成☆
110cm 希望のところ 124cm のツエルトポールが出来てしまったのでそこが気になるところ。
早速、使ってみます。
やはりダメでした。
やはり長過ぎました。
しなっちゃってます。
ツエルト初の自分にとっては、ツエルトの張り方を見て
「そんなポールと紐でしっかり張れるの?」
「しっかりテンションかけられるの?」
「風に簡単にやられないの?」
等とツエルトを実際に張ってみるまでは大いに不安がありました。
ということもあり、ツエルトポールを少しでも地面に刺して安定を図りたかった目論見があったのですが、柔らかそうな地面でも思ったより刺さらずで結果「長過ぎ」に。
これでは良くない気がしたので、
再度バラして
オスメス等に気をつけて余計な長さ(14cm)を金ノコで切り落とし目標通りの 110cm のツエルトポールにしました。
(ショックコードは面倒だったのでそのままの長さで使用 特に張力に問題はない感じです)
おお!
今度は良い感じかもしれません☆
個人的にこれでツエルトポール自作、成功としました。
トレッキングポールを持ち歩いている人であれば、高さ(長さ)も変えられるし、太いし安定感抜群のような気がしました。
ですが、
こんな細っこい自作ツエルトポールでもしっかりとテンションをかけられたのが本当意外でした。
結果的に、真ん中のパーツ(銀色)を切って短くしたので全体のバランスがイマイチですがこんな感じのツエルトポールができました。
ちなみに重さは、1本 65gでした。
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