防災グッズ的な意味合いもあって家で使っていたソーラーランタン
キャリーザサン
CARRY THE SUN
を登山で使ってみました。
いざテントで吊るして使ってみて思ったことは、
「登山の “QOT” が素晴らしく上がった!」
ということでした。
※ QOT → Quality of tent(テントの質)
※ QOT は、QOL(Quality of life)(生活の質)を模して勝手に作った言葉です
なかなか登山に適した素晴らしいランタンだと思ったことと、
気になることなども幾つかあったので記載していきたいと思います。
〜目次〜
何が良かったか
登山に適してると思う部分
気になること 3つ
ソーラー充電に関して
電源ロック
飛んでいく
あとがき: テント以外でも活躍
登山で【キャリーザサン / CARRY THE SUN】(ソーラーランタン)を使ってみたらどうだったか 〜テン泊5日間 / 北ア某所10月末〜
一応 今回使った状況的なことは、
10月末の閉山後の北アルプス某所。
テント泊登山 5日間で キャリーザサン / CARRY THE SUN を使用しました。
・ヘッデンはもちろん装備の上、娯楽的な感じでソーラーランタンを持っていく
・主に朝晩の食事の時に使用
・冷え込んだ朝でも マイナス6度 ほど
キャリーザサン / CARRY THE SUN は商品展開として
サイズ(ミディアム・スモール)
LEDの色(暖色・白色)
ベルトの色(ブラック・ホワイトなど)
と種類がありますが、今回使っているのは
「スモール・暖色・ホワイトベルト」の キャリーザサン / CARRY THE SUN 。
キャリーザサン / CARRY THE SUN
何が良かったか
登山の “QOT” が素晴らしく上がったと感じた理由ですが、それは
広い灯り
の一言に尽きます。
「上から空間を広く照らしてくれる灯り」には安心感というのか、大きな癒しを感じました。
食卓を広く照らしてくれて山での食事時間が より豊かになったと痛感したことは間違いありません。
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ヘッデンに白いビニール等をかけて「ランタン風」にしたものより、
やはり製品としての「ランタン」の灯りの良さを感じました。
私が登山をするときはまず誰もいないので一人で夜を過ごしているわけなのですが、いくらそんな状況に慣れているとは言えどやはり暗闇に対して全く抵抗がないわけではありません。
そんな山中の夜に、
ヘッデンとは違った「空間全体を明るくしてくれる」キャリーザサンの灯りはとても心温まるものがありました。
スモールサイズのキャリーザサンは 灯りのレベルを「弱」「強」と変えられますが、
実際「弱」でテント内は十分な明るさでした。
ちなみにテント内やどこかに吊るす場合、引っ掛けるものが別途必要になります。
もちろん吊るさずに置いても使えます。
スモールサイズの使用時は 約9cmの正立方体
登山テントにちょうどいいサイズだと思いました
(記事の最後に ミディアムサイズ に感じる魅力も記載したいと思います)
キャリーザサン / CARRY THE SUN
登山に適してると思う部分
登山に適してるものに共通してるポイントは
軽量
コンパクト
だと思います。
キャリーザサン(スモール)の重量は
57g
例えが微妙ですが、
小さいバナナでも 1本 100gはあるので 57gは実際 重量を感じないくらいの軽さです。
そして
小さく折り畳めて嵩張ることもなく、登山での携帯に非常に便利と感じました。
そして
IP67
防塵保護等級 6級(最上位)
防水保護等級 7級(最上位は 8級)
かなりざっくりいうと、防塵や防水に関してはほぼ最上位の等級となります。
上記のようなことを踏まえ、登山にとても適しているランタンだと思いました。
キャリーザサン / CARRY THE SUN
気になること 3つ
素晴らしいランタンだと間違いなく思いますが、気になることが幾つか思い浮かぶので記載します。
まず
「ソーラー充電に関して」。
登山中、
ソーラー充電をしたいと思った時はバックパックに外付けしての充電を考えると思います。
その時に注意したいと思ったことは、
キャリーザサンの画像 ↑ の吊るす部分の強度があまり強いものと思えないので気づかぬうちに千切れて紛失する可能性が高いと思いました。
特に樹林帯などでは引っ掛けて失うこともあると思うので外付け充電は個人的にはしていません。
ベースに停滞するときはテントに吊るしたりとしましたが、
基本的には 登山にソーラー充電はあまり有効ではない と思ってます。
もちろんその機能があると少し安心感はあると思うのですが、
仮に バックパックに吊り下げて晴天の稜線を歩き続けたところでその充電量は多くはない気がします。
樹林帯なら言うまでもありません。
これまで旅や自宅でもソーラーパネルを使用してきましたが、
ソーラー充電は基本的に停滞して 太陽に向かせてしっかり日光に当て続けないと十分な発電はできないと感じてきました。
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そのため
移動が主になる登山スタイルの場合にはソーラー充電は活用が難しいと私は思っています。
反して、
ベースキャンプスタイルの長期登山のような場合ではその有効性が高いと感じます。
また、
「ソーラー充電しかできない」
ということも念頭に置いておきたいポイントだと思いました。
登山出発前の充電もそうですし、
山中でモバイルバッテリー等での充電もできないため意識しておきたいと思います。
そんな気掛かりはあるのですが、
このキャリーザサン、
スモールサイズでは
「弱」の灯りで 15時間
「強」の灯りで 10時間
の点灯時間表記があります。
繰り返しますが、登山テント内であれば「弱」で十分な明るさです。
そのため登山出発前に十分充電をしておけば よほど点灯しっぱなしで過ごさない限りバッテリーはもつと思いました。
気になること 2つ目ですが、
キャリーザサンは 「電源ロック」機能がない ためバックパックへの収納時に気を付けないと知らぬ間に電源が入っている可能性があると思いました。
電源スイッチは固めだと感じるので 安易に電源ONにはならないと思いますが注意したいと思います。
最後の 3つ目は
あまりに軽量なために 「風で飛んでいく」 ことがあると思います。
外に置く、充電するときは意識してないと紛失するかもしれません。
そんな印象だったソーラーランタン【キャリーザサン / CARRY THE SUN】ですが、
総じてとても良いランタンだと思ってます。
灯りの予備として登山に持っていくと そのテン泊の質(QOT)が素晴らしく上がると思いました。
推奨保存環境も マイナス15度〜50度表記なため 夜の長い冬山でも大いに活躍してくれそうです。
あとがき: テント以外でも活躍
そんな素晴らしきソーラーランタンなので、テント以外でも
避難小屋はもちろん、
車中泊でも大いに活躍してくれました。
普段使い、そして災害時などにもとても役立つと思っています。
当記事のモデルは
スモール / ウォームライト / ホワイトベルト になります
点灯時間
LED 6灯
(弱)約15ルーメン 15時間 /(強)約30ルーメン 10時間
サイズ
170 × 88 × 12 mm(収納時)/ 88 × 88 × 88mm(使用時)
重量
57g
軽量コンパクトでとても良いです
そしてこちらは ミディアムサイズ ↓
点灯時間
LED 10灯
(弱)約10ルーメン 72時間 /(中)約20ルーメン 42時間 /(強)約100ルーメン 10時間
サイズ
210 × 110 × 12mm(収納時)/ 110 × 110 × 110mm(使用時)
重量
86g
弱の 72時間は魅力ですね
また ミディアム / Medium は「充電インジケーター」が付いているのも大きな魅力と感じました
〜目次(上に戻ります)〜
何が良かったか
登山に適してると思う部分
気になること 3つ
ソーラー充電に関して
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